お稽古風景

2023年2月11日(土曜日)

お久しぶりの投稿になります。 コロナ禍である事は相変わらずですが(まぁずっと続くんでしょうね・・・マスクは緩和になりつつも、コロナが無くなるわけではない)彩匠では、以前と変わることなくお稽古が続いております。

勿論感染対策を教室としても、個人としても最大限施しながら、、日々それぞれが自分の課題に生徒さん達は邁進しておられます。

今日は、今年も成人式を無事に終えた着付け師達が、それぞれのお稽古をしていました。 成人式前は、どうしても「振袖」がメインのお稽古になります(笑)

訪問着のお稽古をあいモデルでやってますね。

 「振袖に引っ張られる~」と言いながら・・・

振袖は着る年齢も立場もほぼほぼ決まっています。(特に成人式は!)衿の高さや帯の位置も、ほぼ定位置がありますが、訪問着は着る人が様々な年齢に、様々な立場、様々な体型・・・気にしないといけない事や、目安は振袖のそれとは全く別。そして非常に多くなる。

着る人が、その方らしく 美しくなる為には、何をどうしたらいいのか・・・非常に難しいのが訪問着です。

そして、その隣ではちょっと先輩の着付け師二人が、「黒留袖」のお稽古です。 

黒留袖は五つ紋が入るミセスの第一礼装。訪問着よりも更に、その方の年齢や、立場にあった着せ付けが求められます。

衿合わせや帯の位置、帯幅など・・・気を付けなければいけないポイントだらけです。 

更に、この二人のお稽古では「もしも」の場合に備えて、のシュチュエーションが出て来ます。 

「もしも帯が短かったら」

「もしも帯締めが短かったら」

さて、どうしますか?

「短いから二重太鼓は出来ませんね。」

「短いから帯締めが変なとこで不細工にしか結べませんね」

そんな事は決して言えないのが着付け師です。 どうしたら美しい着姿を作る事が出来るのでしょうか?

そんな先輩の知恵を学ぼうと、自分達のお稽古を終えた二人も一緒に勉強しています。 

先輩は惜しみなく自分の経験や知恵を後輩に伝え、後輩は、しっかり学ぶ。この姿は彩匠の宝物ですね。

楽しみながら、自分の技術を磨くお稽古。皆がんばれ~!!