お稽古風景

2月20日(月曜日)

お天気になり、暖かい気持ちの良い日になりましたね。

今日は昨日19日(日曜日)のお稽古の風景を!

昨日はいつもにもまして賑やかな一日でした。 何だか人だらけ(笑) 

実は一週先の日曜日は、彩匠にとって一番大切ともいえる「認定式」がやってきます。 

「大切」と言っても、一年間それぞれが頑張ってきた成果を学院長から「褒めてもらう日」でしょうか(笑) 

認定を取られた方は、認定証(賞状)を頂きます。 着付け師は毎年更新テストがあるので、テストを乗り越えて、今年一年の彩匠の着付け師である証明書(カード)を頂く日です。

認定式では、今年の認定者の中から、皆の前で「技術披露」をしていただく方がおられます。 

皆の前で、舞台に上がり自装や他装をするので、本人はどうしても緊張しますが・・・

毎年の事なので、今年見ている側の人間は、過去に皆経験済み!まだの方は、来年!?再来年!?いづれにしても、自分の番は間違いなくやってきます。 ただ当事者は緊張しますよね(笑) 

今年は着付け師の認定を受けた方が技術披露をされるので、本番に備え自分も着物を着て、着せ付けのお稽古を頑張っていました。

着物を着て、舞台の上で着せ付けをするのは、自分の態勢も気を付けなければいけません。 

普段は私も自分の態勢なんてほとんど気にしていませんが・・・ 

着物は身体をピッタリ包んでいますので、お尻を突き出した態勢や、両膝をついた時に足先が広がっていると、中が丸見えになってしまします。 

う~ん、本来なら普段から身につけておきたい所作ではありますが・・・気にしないといけない事が増えて、大変です。

とはいえ、見ているのは皆 家族のような人たちです。 自分の事のようにドキドキしながら、「頑張れ~!!」と声援を送りつつ見てますね。

その隣では、着付け師が、あいモデルでお稽古をしています。

身長差のある二人が、あいモデルでお稽古。 

160センチ(中間くらいかな!?)の私でも、非常に背の高い方や、非常に小さい方の着付けはちょっと気を使います。。 

それは視点が変わるから! 

上から見下ろしたり、下から見上げたりすると、「ご本人にとっての丁度良い高さや、角度」見誤る事があります。 

ましてや、小さい着付け師は、手も小さい。私には解らない苦労があります。

それぞれの着付け師が、自分の利点や不利な点も知りつつ、どうすればきちんと着せあげる事が出来るのか・・・当然やり方は人それぞれ、一番やり易い方法を、先生と一緒に考え取り組んでいます。

その横では・・・「認定式」に自分が来てゆく着物のお稽古をしています。  

「式」とつく以上、家族のような仲間との集まりであっても、着用する着物は「礼装」です。 

着物を着て色々とお出かけする彩匠ですが、やっぱり普段着の着物と礼装の着物は、ちょっと違います。 衿の高さや、開き具合。衿紋の大きさ。おはしょりの長さ、帯の幅、お太鼓の大きさなど・・・ 

ましてやここの所、着付け師は他装ばかりお稽古をしていました(笑) 

「自分の自装のお稽古しなきゃ!!」と張り切っています。皆が綺麗に着てくるのに、自分だけ不細工な着姿は恥ずかしい・・・と言うのが皆の言い分です。

かく言う私もお稽古しなきゃ!! 

ワイワイ楽しみながらも、真剣なお稽古に明け暮れた一日でしたね。 認定式楽しみです!!

そうそう「着姿見直しレッスン」は随時申し込み受け付けていますから、希望者は遠慮なく!!