きものお片付け エスコートの会

2024年 8月

酷暑と言っても足らない感じの酷い暑さが続く毎日。 晴れの国と言っても流石に雨が恋しくなる日々。くれぐれも皆様ご自愛くださいね。

さて、彩匠 初めての取り組みのお知らせです。

本来着物を着る人を増やしたい! 着物の良さを知って欲しい! 職人さんの凄さを知って欲しい! 等の願いをもちつつ、着付け教室を営んでいる私達がする事ではないのかもしれません。

が、最近よく耳にする言葉

「母や祖母の着物や帯。片付けなきゃいけないのですが・・・どうやって手を付けたらいいのでしょうか? 

何が何だかわからない物ですが、でも、着物や帯は高価な物。という意識もあるので、ゴミとして他のものと一緒に処分するのも気がひけますし・・・

自分は着れないけれど、母や祖母を思い出す物もあって・・・」

とか、ご自身は着物を着られる方からも

「娘達から、私達は解らないから、お母さんの代で、ちゃんと片付けといけよね。 と言われているんですけど・・・」

などなど、着物を着る者からすると、ちょっと悲しくなったりしますが、それぞれの立場に立てば、よくわかる言葉達です。

そして、よく考えてみれば、皆 いずれ通る道。

で、あればきちんと向き合うには、どうしたらいいのか、何ができるのか考えてみました。

上手に片付けを行うのには、必要な人材が!

・目利きのプロ(どんな物なのか、見て解る人)

・クリーニングのプロ(シミ落としなど、綺麗にする為に費用がいくらかかるのか、見積もりができる人)

・着付けのプロ(寸法などが解る人)

・別の形に変えて活かす提案が出来る人

それらが揃えば、 物の価値を見分けて、「着る着ない」、「残す手放す」がまず分けられます。 更に、思い出などがあるけれど、身に付ける事は難しい物などは、新たに「使える物」に変えて残す。

残す物は、必ず「使えるもの」にする。

大事な事は、手元にある物を、まずはご自身の頭の中でスッキリ仕訳する事です。 それが出来たら、気持ちも少し楽になる事と思います。 その為のお手伝いをさせて頂けたら!と思います。

ちなみに・・・お金にはなりませんが、不要な物は引き取ってもらえますから、身軽にもなりますね。

勿論、プロに見ていただいても、今回は費用もかかりませんし、何かをしないといけない訳でもありませんから、ご安心ください。様々に情報を得て頂き、そのまま全て持ってきた物を、持って帰っても構いません。

ただし・・・

申し込みの枠は3日間で9枠ですが(一枠一組 2時間半)残りは

24日(土)①・②・③  と  25日(日)①・③ の5枠のみ 

希望者は 090-2865-4143 目黒まで連絡を下さい。 先着順でお受けします。

暑い時期ではありますが、空気が乾燥している今は、箪笥をあけて、空気を入れ替えるのにも適しているタイミングです。勿論「たとう紙のまま」で構いませんよ。 プロの手をかりて、一人では大変なお片付けを、賢く行ってみませんか?

上記の写真は、帯(着物でもOK)をお盆に作り変えています。 表面にはちゃんと透明なカバーがあるので、安心して使えます。 飛騨地方の春慶塗の枠で作られていますから、使わない時は、飾っておいても重厚感もあり、美しい。 

バッグに作り変えるのは定番ですが、本来男性の持つ「信玄袋」ですが、別に女性が持っても素敵では?ジーンズ姿にあわせたりしてもお洒落かな!? 定番のバッグも、洋服の時でも持てる形を提案します。 紬生地なんかで作れば、お洒落で普段使い出来る物に生まれ変わると思います。

そしてこちらも定番です。 痛い草履も花緒を変えれば生き返ります。 好きな生地で、足にやさしい花緒が出来ます。

そして、最後は、巻きスカートです。 これは・・・私が作りました。(笑) 暑くて着れない「ポリエステルの夏着物」ずっと箪笥の中に!! 思い切って、普段使いやすいと思って身に付けている「サーキュラースカート」に作り変えてみました。 そう、スカートなら、女性は何枚あってもいいですよね! それが身につけやすい!と思っている物なら、なおさらです。 参考までに!

さあ、早い者勝ちの、残り5枠です。 一緒にお片付け楽しみましょう!!