2021年 新年

2021年 1月1日(金曜日)

新年明けましておめでとうございます。

昨年は多くの方の暖かいお心遣いをいただき本当にありがとうございました。ブログの方の更新はお休みさせていただいておりましたが、形は変わっても例年どうり、彩匠らしい行事を重ねつつ一年過ごせた事、本当に感謝しております。 本年も昨年同様、どうぞよろしくお願いいたします。

彩匠学院長 浦山泉よりご挨拶申し上げます。

彩匠は昨年で20年を向かえました。 お稽古に当たっての決めごとは2つ

1、お稽古事としてのお稽古はしない。

2、自分で着物を着れない人に、着せ付けのお稽古はしない。

この規約は今も、これからも続いてゆきます。

本当に大勢の方が着付けを習っておられましたが、その後今も着物に着替えてお出かけされる方はほんの少数の方です。一度のお稽古で、一生役立つ内容を身につけていただく事が目的です。

お陰さまで、着物を着る時を楽しみにしておられる彩匠の生徒さん達は、この一年着物を着る場面が少ない事にさみしい思いをされています。

着付けの技術や、着物を見る眼もどんどん上がってきています。これらは当初から「力」になって支えていただいている多くの方々があってこそ!と心より感謝しています。

今年もコロナ禍にありつつも、出来る限りの自己防衛を続けながら、「今何ができるのか!?」常に前向きに行動したいと思っています。

各自の知識、技術の裏付けが出来るような、お稽古、行事を考えて取り組んでいく予定です。

この一年新たな気持ちで頑張ってゆく所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。 

                         彩匠学院長 浦山泉

続きまして、目黒からもご挨拶申し上げます。

新年明けましておめでとうございます。 今年一年皆様にとって幸多い一年になりますよう、お祈り申し上げます。

昨年は、様々に変化を要求される一年でした。 その中で、知恵を働かせること、笑顔でいる事の大切さを痛感した、ある意味実り多い一年だったとも思います。勿論大変な事も多い一年でしたが・・・

視点を広げて、将来を想像し、今を選ぶ。優先順位を日々考え、今出来る事、将来に備え今出来る事、今しておくべき事に思いを巡らす一年。ある意味何もなく過ぎる一年より、ずっと重みのある一年だった気がします。

人って、こんなに様々な価値観の違いがあるのだと、驚いた一年でもありました。そして、その中で自分の人生の価値観は?考え続けた日々でもありました。 

その中で出会った言葉 あの「武田信玄」の言葉です。

一生懸命だと「知恵」がでる。

中途半端だと「愚痴」が出る。

いい加減だと「言い訳」が出る。

文字通りの命がけの人生を送った信玄公の言葉・・・私達の日々はそんなにシビアではない。けれど私の胸に刺さりました。 自分の口から出る言葉、心に浮かんだ言葉によって、自分の態度が見て取れる。こんなシンプルに解り易い事は無い。 

今年一年、今まで以上に自分を見つめながら、シンプルに、知恵を働かせながら、笑顔で頑張りたいと思います。 「今だから出来る事」「今を楽しむ事」を念頭に知恵を振り絞ります。 皆様のお力をお借りしつつ・・・(笑) どうぞ今年も一年よろしくお願いいたします。

                            彩匠 目黒光代 

追伸・・・現時点では、まだ例年通り開催される予定の倉敷の成人式。精いっぱいの対策は取りつつも、不安は完全には払拭することができない。それでも人生の大切な節目の成人式、精一杯お手伝いして下さる覚悟の着付け師の皆さん。本当に本当にありがとうございます。

そしてそのご家族の皆様・・・参加する事に反対したい思いを抱えておられるにも関わらず、「着付け師」が足らない事を、当日一人一人が抱えている責任の重さを感じ取って下さっているから、グッとこらえて下さっている事、本当に申し訳なく思っております。そして心より感謝申し上げます。 

いつもよりも、マスク、フェイスシールドなど、体力的にも精神的にも大変な着付けとなりますが、空間清浄機なども持ち込みつつ、何より安全に気を配りつつ、皆で頑張りましょう。どうぞよろしくお願い申し上げます。