チャレンジ パート2

                                   

 8月25日(月曜日)

みなさんこんばんわ。 朝晩が涼しくなって、過ごしやすくなりましたね。  夏休みも残り一週間。宿題の追い込みに追われている子供たちもいるかもしれませんね・・・  かく言う我が家の息子も、さっさと済まして欲しいと母の願いは届かず・・・「毎日やるからいいんだ!!」とワークブックをきっちりどの教科も日数分残してあります・・・ なぜに??? 早く済ませてしまえば気持ちも楽になるのでは? と思うのですが、息子とはいえ別の人間。 本人がそういう以上無理強いは出来ず・・・ なんとなくスッキリしない母です。 

 実は私にも夏の宿題がありまして・・・  それは・・・ 写真を見てお解かりのように、お草履のすげです。  以前お話したように我が彩匠は、草履のスゲの先生に懇意にしていただいています。 そのお陰で、草履が足にあわなくて痛い思いをすることはほぼ100%なくなりました。 最初は、「成人式の時に痛い思いをしている方を楽にしてあげれたら・・・」と思い、「すげるのは無理でも、お直しだけでも出来るようになったら・・・」とおもい「教えてください」と先生におねがいしました。  最初の一年間は、「女性では力が無いから無理だよ」と断られ続けたものの諦めきれず・・・(私実はすごい力があるんです・・・男性とかわらないかも・・・ 生まれて初めて役に立ったんです!!このばか力。) 「やってみて駄目だったら諦めます!」と無理やり昨年の夏に教えてもらいました。 最初は本当に大変で、爪と指の間から血が出て、泣き笑いをしながらすげたのを覚えています。 指が腫れ上がって、腕が上がらなくなって、手が動かなくなって・・・ でもすげあがった草履は愛おしくて・・・  

 もちろんキモノの着付けが本業の私としては、特に着付けの依頼が多くなる9月から3月までは指や手に異変があっては困ります。 なので、慣れるまでは夏しか練習時間は取れません。 昨年は一足すげるのに二時間以上!!出来上がりは嬉しいけれどグッタリ・・・の日々でした。 自分で履いてみてもやっぱり先生の草履とは違う・・・ そんなに簡単なものでないことは承知の上! おまけに私は超が限りなく付く不器用で、あるのは無駄な力だけ! 20年以上草履をすげてきた先生の技術のすごさを感じつつ・・・やる気だけの私が、へこみ過ぎないように、時々ほめ言葉を混ぜながら、先生の暖かい指導は続きました。 ありがとうございました。

 さて、今年も夏がやってきて「草履をすげないと・・・練習しないとなあ~」と思いながら、忙しさにかまけておりました・・・が、 再び全て忘れていることを覚悟で取り組んでみると・・・ ちょっと・・いいえかなり自分で驚きました。 以外に覚えているものです! 頭がというより体が・・・この場合手が、指が覚えているというのでしょうか!?  ちょっと嬉しくなって、 非常に単純な私。頑張って数足連続ですげました。 昨年ほどではないにしても、やっぱり指は腫れ、手は動きづらくなり、腕は上がりにくくなったものの、なんと時間が大幅短縮!! 一足40分で完成!!  嬉しかったですね~  私にしたら金メダルものの出来事でした。 ということで、写真はすげている途中を撮ってみました。 何じゃこれ!?と思う方もいらっしゃるかも・・・すみません。 でも、草履ってこんな風にして出来上がる、草履の中ってこんななの?と見ていただける方もいらっしゃるかなあ~ なんて・・・ すげあがった草履では決して見ることはありませんから必見といえば必見です!! (私のように、自分の草履を壊して見てみるなんて、大胆なことをしない限りですが・・・)

 草履のすげは機械では決して無理です。 一足一足職人さんの手ですげられます。 サイズはそれぞれの手の感覚です。凄いんですよ職人技というのは!! もちろん私がそんな本物の技にたどり着くのは・・・死ぬまでに少しでも近づけたら万々歳です。!! さて、今回の仕上げは自分のすげた草履を履いて、出かけてみることです。 一日履いてすごして、どんな具合かな・・・ うまく出来てますように!! 痛くなっても文句を言える相手はなく、ちょっとブルーになるのですが。。。 又報告しますね!

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