結城 機織体験

      

11月8日(月曜日)

こんにちは 今日は何だか暖かい!?  車の中はぽかぽかです・・・

実は・・・去る5日の金曜日、京都に行ってきました。 学院長と、M先生と私の三人で・・・ 予定では後2名御一緒するはずだったんですが・・・色々あって残念でした。 教室の皆さんも、「平日の昼間」ということで、お声そのものをおかけしなかった方もいらっしゃいます・・ごめんなさいね。

大島紬のお取引先で、結城紬の勉強会????  正直???と思いつつお邪魔したのですが・・・ 本当にいい勉強になりました。

本場結城から、機屋さんの6代目と若い若い職人さん(若くても、とっても勉強していて、経験をつんでいて、とてもじゃない頭が上がりません!)が、来られていて、きちんと教えてくださいました。 

糸を紡ぐとはどういうことなのか?・・・結城は糸によりをかけません。じゃあどうやって紡ぐの? 上達すれば紡ぐ糸は細くなるの? 年齢を重ねた方の唾のほうが結城の糸を紡ぐには適しているって本当?  お話と実演で見せてくださいます。

結城の代表柄、亀甲絣・・・ どのように絣糸が並んでいるのか?  より柄を際立たせるために糸の選定がある?

絣糸を作る過程・・・ 糸の数は? どうやって絣の位置を割り出すのか? 括るのはどうするの?

染色は? 機織は? 質問し出したらきりがありません。 三人がまさに三者三様の質問をぶつけますが、ニコニコと気持ちの良い笑で、丁寧に答えてくれました。  

   

そして極め付けが、上の写真にあるように地機の機織を体験です。 腰に(大きいので楽なようにお尻につけてもらいました)板をつけてもらうと、まさに機と体が一体になります。 実は何故かとっても気持ちいいんです!? 右足で縦糸を引きます。 

右から杼に巻いた糸を渡し、筬でたたく、今度は左から、その時に右足を引いて、縦糸を交差させる、杼を渡し、足を緩め筬でたたく、今度は右から・・・ まさに、鶴の恩返しのあの機織シーンです!! 単純作業の繰り返しなのですが、腰を引いていないと縦糸は緩みますし、足を一度引いたら戻すのは忘れるし、糸の端はたるむし・・・ 何て大変な作業なんだろう!? 頭でわかっていても、「百聞は一見にしかづ」 です。 でも、こんなことを言っては織り手さん達に失礼ですが、楽しい!!  本当に楽しい!! 誰が最初にこんなことを考え付いたのだろう? 世界中になぜ基本同じ機織の技術があるのだろう? 私のちょっと変わった頭の中はぶっ飛んでしまいました。 

何より、横糸をおってゆく作業より、縦糸を機に立てる作業が見てみたい!! (これも相当変!) 

十時に御邪魔したはずなのに、気付いたら何と三時!! ホントにお世話になりました。 楽しく本当に有意義な時間でした。 結城のお二人にも、又、「彩匠さんは大好きな筈だから」と誘ってくださったTさん本当にありがとうございました。 やっぱり彩匠は恵まれています。  

生徒の皆さん 「いいなあ~ 私たちもしたいのに・・・」と思っていますよね。 大丈夫!! お忙しい方々ですが、本日スケジュールを調整していただいて、来年9月彩匠の教室で「結城紬、機織体験(コースター作り)」の会 開催決定です!! 詳細は又ご案内しますから、楽しみにしていてくださいね。 何て、誰より私が、ワクワクしています!!