彩匠絵日記

小山憲市展 無事終了

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9月1日(金曜日)

いよいよ今日から2学期の始まりですね。 今朝は涼しくて、まさに秋の訪れを感じました。まぁ昼間は暑いですけど(笑)

さて彩匠では夏の恒例になっている、上田紬の職人 「小山憲市さん」の個展を、今年も開催しました。 8月5日~7日の本当に暑い盛り!! 湿度の少ない長野から湿度の高い岡山に来るのは、ちょっと・・・いやかなりの勇気がいることと思います。 ありがたい事に個展も今年で3回目! 生徒さん達も小山さんにお会いするのを本当に楽しみにしています。 優しく暖かい人柄の小山さんですが、作品一点一点からもその人柄が十二分に伝わります。 あっ!最初に言っておきますが、小山さんの作品の暖かさ、力強さ、柔らかさエトセトラ・・・は残念ながら写真では伝わりません。実物を見てる者からすると、あきれるぐらいです。 写真だからなのか、作品だけだからなのか・・・

きっとそれは、小山さんの作品は「引き算」が成立してるからなんだと思います。

帯や小物そして何より「着る人」がいて初めて完成です! 衣装であるなら当たり前の事なんですが、これが非常に難しい!! でもとってもとっても大事な事なんです!

小山さんの着物を似合う人が着ると、とっても不思議な事が起こります。 粋な感じでありつつ優しい雰囲気。 かっこいいのに凄く可愛らしい。 相反するはずなのに一人の女性の中に眠っている、いろんな面を引き出してくれます。 そして見えてくるのは着ているモノではなく「お顔」です。 何だろう内面から光りだす感じがします。。。。 これは言葉で聞いても???ですよね(笑) 実際体験してみないとわからないんだと思います。 「オーバーなんだから!」そう思われても仕方ない・・・けど、体感してる方々は、日本全国沢山おられます! 現に我が彩匠でも、最高5枚小山さんの着物を持っている方がいますから・・・ これは、本当に凄い事だと思います。 それでも折角ですから写真を載せておきますね。

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見附に飾らせていただいた「付け下げ」一見大胆なようですが・・・羽織ってみるとこれが意外と着やすい!

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数点だけあった小山さんの帯。 折角なんで、着物とあわせて飾ってみました。

 

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昨年からのお約束だった「夏物」 彩匠の為にせっせと作りためて下さりお披露目でした。 「どうですか?」「まずここでの評価がとっても大事なんです!?」なんて、恐れ多い言葉に恐縮です! とってもとっても素敵でした!!私も欲しかったなあ~。軽くて優しくとっても涼やか・・・ 有りそうでない無い夏物の無地感、これは使いやすい出番の多い着物になる事間違いなしです!単衣と夏と両方着れるのも嬉しい!!

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「着物サロン」の本に掲載された作品も含め、小山さんのあったかい作品が沢山!! これだけ作りためるのがどんなに大変な事か・・・小山さんのお宅にお邪魔し、御家族にお会いし、そして仕事場にもお邪魔させてもらい、まさにどんなふうに一点一点作られているかを目の当たりにしている私には、本当に本当に感謝の言葉しかありません。 小山さん自身は勿論の事、お母様、奥様、御家族の皆様本当にありがとうございます。

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本当に時間のある時だけ・・・ ある意味奇跡の写真かも(笑) 一年間物作りに励んできた小山さんのお話は、本当に楽しく、ぐいぐい引き込まれます。 一点一点に込められた思いを聞くと、更にその作品は輝きを増す。魅力が増す。

最初は大人しくしている生徒さん達ですが・・・勿論彩匠の生徒です。 じっとなんてしていません。 はい!私と学院長にとっては戦場になります。 と言っても嬉しい喜びの多い、充実した時間。 自分自身の感性をためしながらのピンワークです。 生徒さん全てが、本当に沢山の作品を着て、あわせてみましたね。 一人2,3枚なんて可愛いものじゃない!小山さんの着物は特にピンワークしてみて、自分の一番を探しますもんね! そしてそうやって、とっかえひっかえしている姿をニコニコしながら見ている小山さん。 時には小山さんから「これを着て欲しい!」といわれる事も。 更に作り手のイメージをはるかに上回る着姿が出来あがって、本人より小山さんが喜んで下さったり! 勿論皆大興奮でしたね。 小山さんに言わせると、この時間が大事だそうで、次に作る物作りのヒントがいっぱいあるそうです。

「作り手と着る人が繋がり、着る人は自分が綺麗になれるものをみつけ、その過程が作り手の次の作品のもととなる。」

何とも贅沢で、幸せで・・・おこがましいけど、私の目標はこれです! 皆の笑顔があふれているこの空間。この輪をづっとづっと繋げていきたい・・・少しづつでいいから広げていきたい・・・ 今年も本当に暑い中で、熱い個展が出来て、皆様ありがとうございました。

夏の日帰りバス旅行

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7月26日(水曜日)

今日は曇り。少し涼しい感じでホッとしますね。

去る7月17日(月曜日・祝日)彩匠ではこの時期恒例になっている、日帰りバス旅行に行ってきました。 バス旅行の行き先も毎年頭を悩ませるのですが・・・今年の行き先「作州絣工芸館」には一年以上前から決めていたのですが、今年困ったのは、「食事場所」でした(笑)

そもそも「暑い時期に着物を着て出かける会」なので、出かける先も食事場所も色々制限があります。 少しでも涼しい場所で、参加者全員が楽しめる場所、更にただ楽しいだけではなく、少し学べる事があるとなお良いかな!?年齢もバラバラなので、あまり歩くのは感心しません。 食事も15名ぐらいが皆一緒に食べれて(予約が可能)、やっぱり綺麗なところで、落ち着けるところ、雰囲気のあるところで、勿論美味しいのは言うまでもありませんし、お腹いっぱいになるとこ(笑)など、数え上げたらきりがありません。 頭を悩ませて行き先を探す・・・毎年の事なんですけどね!

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今年も17名の参加者で出かける事が出来ました。 19人乗りのバスはほぼ満席です!! 最初はなかなか参加者が増えず、全てを割り勘にする彩匠のシステムでは、参加者が少ないと、一人一人の費用が大きくなってしまいます。。。 わかっている生徒さんは、予定を調整してくれたり、御家族に声をかけてくれたりと助けてくれて、予定の予算で行けました!ありがとね!

朝九時半に教室に集合して、バスに乗り込みました。 「うまく帯が結べてない!」とか、「着付け師さんチェックして~!」とかそれぞれが好きな事を云って集まってくる姿に、バスの運転手さんも笑っておられました。

予定時間ぴったりに走りだしたバス。 朝から皆元気です。 途中で一度休憩をしたもののスムーズに走る道中、気になっていた雨が降り始めました。 「わー、結構降ってきちゃった!」と心配をしている人もいましたが、我らが彩匠には強力な晴れ女が数名! 案の上食事会場に着いた時には、雨は上がり晴れ間が出ていました。

食事場所は今回一番苦労して捜したところでした。 「和洋ダイニング ふれえばあ」さんです。 完全予約制のお店ですが、和洋折衷なんとピザまで、なんでも希望通りに作って下さいます。 5月に下見を兼ねて、お邪魔させていただきました。お食事の美味しさもですが、御主人と奥様の人柄に触れ、その日にお願いすることを決めて帰りました。

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当日は小学2年生の女の子も参加してくれました。子供用のお食事の打ち合わせに電話を入れたところ、「アレルギーのある無し、嫌いなもの、好きなもの教えてください。希望どおりに作ります。」と言って下さり、確認。「アレルギーはなし、海老は嫌い、女の子なので、見栄えの良いモノを!」と返事をいただきました。 『見栄えのいいもの』これって、かえって難しいリクエストだなあ~と思い連絡をしましたが、「ハイ、わかりました。」と。

少し早目に着いたものの、気持ちよく涼しい店内に招き入れて下さり、まず目に入ったのが、魚の形の大皿に盛られた、可愛く美味しそうなお食事。「わあ!!」と歓声を上げたのは子供さんだけでは無かったですね。 大人の食事はお弁当形式。ふたが閉まっている為に中は見れません。 ただ、皆がふたを取るのをワクワクして待っていたのは間違いなかったですね(笑)おりの中の和洋折衷のお料理に加え、もう一皿・・・アツアツの鳥のトマトソース煮!? それだけでもお腹いっぱいなのに、更にデザートが出てきます。それもフレンチトーストにアイスクリームに果物!! 「あ~!食べきれない。」「もう今晩食事いらない!!」とか様々な言葉が飛び交っていましたが・・・美味しかった事は言うまでもありません。 女の子も「極楽~!!」なんて言って皆を笑わせていました。「ふれえばあ」さん 本当にありがとうございました。 お世話になりました!!

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重たいお腹を抱えながら、いよいよ本日のメイン会場「作州絣工芸館」へ到着です。 暑い中講師をお願いしていた、「日名川茂美」先生が迎えに出て下さり、会場へ案内して下さいました。 昨年の5月にふっと思いついて寄ったこの作州絣工芸館。 忙しい日名川先生に偶然にもお会いでき、お話を聞く事が出来ました。 作州絣は残念なことに一度途絶えてしまった織り物です。 それを見事復活させたのが日名川先生です。 そんな日名川先生のお話を聞くうちに、どうしても直接うちの生徒さん達にお話をしていただきたくて・・・その場で一年以上先のお願いをして、日時も決めて帰ったんです。

帰ってきてからある生徒さんが言いました。「あの日名川先生の穏やかな雰囲気に、とっても惹かれました!」って。本当に穏やかで優しい物腰の先生です。 その先生が、作州絣の歴史や、先生との関わり、先生が復興することになった経緯や思い、その方法。そして、二度と途絶えさせないための体制について、お話をして下さいました。 先生の真摯な思いや、熱い思いが胸に迫ってきます。

そして、作州絣の柄や絣を作る技法、作製工程なども、実物を見せていただきながら勉強させていただきました。 「ここまではお見せする事はないんですけど・・・技術盗まないでくださいね~」なんて冗談を交えながら、絣の柄を作るための糸の括りまでみせて下さいました。

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続いて、奥の間に移動して、「綿繰り」(綿の繊維と種を分ける)の体験をさせていただきました。 綿を見た事がある方は多いと思いますが、その種を取り出そうとすると・・・大切なものを全力で守っている事がよくわかります。 繊維にしっかりとくるまれていて、力任せに繊維を引っ張ってもなかなか種を取り分ける事は出来ないんです。 が、二本の木の棒でこすり取るような構造のこの道具を使うと、簡単に繊維と種を分ける事が出来ます。 私が初めてこの道具を見て、使い方を見せてもらった時の驚きは忘れる事はありませんし、見るたびに「すごいな~!!」と感心します。 皆も「えぇ~!!凄い!!」と言いながら体験してましたね。

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続いて体験させていただいたのは「糸紡ぎ」でした。 ハイ「糸車」です。 今回は私にとってもこれが一番の驚きと学びでした。 糸車の映像はきっと子供の時の国語の教科書に載っていた「タヌキの糸車」だと思います。 が、この糸車でどんな作業が行われているのか・・・全くわかっていませんでした。 「大きな糸車に糸が巻き取られているのかな・・・」なんてぼんやり思っていました。「よくそう言われるのよ~」と優しく笑いながら日名川先生が説明しながらみせて下さいました。

左手に繊維だけになり、下処理を済ませた綿の繊維を持ち、糸をその上に乗せます。「左手に力は入れなくていいからね。」右手で糸車をユックリ回します。すると・・・糸に繊維が巻きついて、糸状になった繊維がするすると出てゆきます。「えっつ! 綿の繊維ってあんな風に自然に繋がっていくものなの!?」驚きでした。 一定の長さになると左手の中にある、繊維の塊と糸状になっているモノの境を指で押さえ、更にユックリ糸車を回します。「なんで?」「これで引っ張り出した糸状になったモノに撚りがかかります。これで糸になります。」「お~!!」感嘆の声が漏れます。 更に少し緩めた後で、左手を糸車に近付けながら作り上げた糸を巻き取ってゆきます!! なんと複雑な工程が行われていた事か・・・驚きすぎて言葉が出ません。

一見糸車をくるくる回しているように見える間に「繊維から糸を紡ぎだし」「紡ぎ出したものに撚りをかけ糸にする」「そして次の工程で使いやすいように糸を巻き取る」こんな複雑な工程をこなしているという事です。「糸の太さ」「糸の硬さ」「糸の均一さ」「糸の強さ」全てもこの工程で決まる! 人の感覚の凄さに圧倒されます。 そして、座布団の下には道具と一帯になっている板があった事に気付きましたかね。 それぞれの道具にちゃんとありますが、自然に自分の身体で道具を押さえ、動かないように作業しやすいように作られています。 先人の知恵の深さや繊細さに感動します。

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最後は少し場所を移動して、コースター作りです。 一人に一つ卓上の機織り機を用意していただき、好きな色の糸を選んで、黙々とコースターを織りあげます。皆本当に真剣です。一人一人打ち込みの強さが違うので織りあがるスピードはまちまちです。お嬢さんも一生懸命自分のセンスで糸の色を変えながら織っていました。 卓上の小さな機織り機ですが、機の構造はよくわかります。いい勉強になりましたね! 一人一人自分のデザインで、世界に一つだけのコースターの出来上がりです。 最後はお世話になった方皆さんと一緒に記念撮影をしました。日名川先生本当にお世話になりました。 楽しかった一日はあっという間に過ぎてしまいましたね。 参加者の皆さんを始め、旅行会社の方、バスの運転手さん ふれえばあの御夫婦、そして何より日名川先生を始め作州絣保存会の皆さま、本当にお世話になりました。 ありがとうございました。

恒例 浴衣無料講習会

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7月25日(火曜日)

こんにちは、昨日に続いての投稿です。 やっと今月の(7月)内容に追いつきました(笑)お恥ずかしい限りです・・・

毎年恒例、7月の第一土曜と日曜は「ゆかた無料講習会」の日です。もう何年続いていますかね!? 何年も続けて参加して下さっている方や、いつの間にかお嬢さんが大きくなって、お嬢さんも一緒に参加されてる方も・・・嬉しいですねぇ~!

今年は7月1日(土曜日)と2日(日曜日)の二日間。共に午前の部と午後の部があるので、合計4回開催しました。 申し訳ない事に私が日曜日から出張に出たので、写真が撮れたのは土曜日だけでした・・・

二日間別々の講師の先生が数人で参加者に教えてくださいました。一日目の講師役の3人は、実は着付け師でもあり、着付け師の講義の時間にそれそれ自分の浴衣を縫いました。 その縫いあげた浴衣を着て、講師をして下さいました。二日目の講師役のお二人は、彩匠の中ではベテランさん。学院長も安心して講習を見ていたようです。

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今回は、親子さんや、お友達の方が一緒に参加して下さいました。勿論教室で「はじめまして」の方の方が多いのですが、皆和気あいあい、楽しく真剣に取り組んでいただきました。 写真には撮れませんが、補正の大切さ・・・お洋服だって整えますものね!? 補正によって、着心地良く美しい着姿になる事、体感していただけたと思います。 そして、「浴衣ぐらいは着れますよ!」と良く耳にする言葉ですが、私たちから言わせると、「浴衣が綺麗に着れるなら、着物はもっと綺麗に着れます!」って事も感じてもらえたかな?そして、浴衣の楽しみ、自分らしい帯結び、結びのアレンジも少しづつ覚えてもらえたかな?と思います。 写真で改めてみると、皆さん2~3時間の講習で、綺麗に着れてますね!! 全く初めて自分で着ました。って方もおられましたが、どの方が「初めて着た方」なのかわかりませんよね。 それぞれが、自分に合った補正や、襟元、帯の高さや、帯結びの大きさや、結び。お伝え出来たかな~。

彩匠の目的は「着物好きな方を増やす事。着物を沢山の方に来ていただく事。」です。暑いですが、夏の浴衣は着物に比べて、着る方も多いと思います。 沢山の中でもきらりと光り、ご自分では着心地の良い浴衣姿でいて下さったら!!と思います。

個人的に教えて欲しい方や、着せて欲しい方、もしいらっしゃいましたら、喜んでお手伝いさせていただきますから、遠慮なく086-463-7315まで連絡下さい。

博多織 勉強会 開催

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7月24日(月曜日)

毎日本当に暑い日が続きます。 ホント、ぐったりの日々です。皆様ご自愛くださいね。

さて、遅れ遅れの投稿になりますが・・・ 6月17日と18日の二日間は彩匠恒例の「勉強会」でした。 6月は毎年「講師」を招いて、しっかり勉強をさせていただきます。 今年は生徒さんや学院長の念願だった「博多織」についての勉強をしました。講師は博多織の老舗、「西村織物」さんから大番頭さんにお願いしました。毎年この勉強会の講師は、本当に本当に大変です。二日間ではありますが、一日目は朝昼晩の3回、二日目も朝昼の2回、合計5回の講義をしていただきます。それも各回2時間から3時間の真剣勝負です(笑) 生徒さん達の知識の深さは様々です。 そして来れるときに参加なので、講師の目の前にいる生徒たちはまさに毎回バラバラ・・・ 全ての生徒が理解できるように講義をする講師はそれだけでも大変な事です。(勿論毎回一緒に講義を受ける、先生や私は助け船を出しますが・・・) 挙句、うちの生徒は理解、納得できるまで聞きます(まあ、そのように育てたんですが・・・)本当に毎回講師の方には頭が下がります・・・というか上がりません!!

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そして、人間国宝の作品をはじめ、会場には沢山の作品が揃いました・・・ 王道のこれぞ博多!と云うものから、「えっ?これも博多?」と思う物まで本当にありがとうございました。 これら一点一点が講義が始まると、生きた教材に早変わりです。

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さあ、いよいよ一回目の講義が始まりました。 5人の生徒さん達は、年齢はもちろんお稽古の長さも様々です。 誰が緊張するって、講師が一番緊張しますよね(笑) 博多帯の歴史に始まり、柄の話や作る工程、紋紙などをはじめ様々な実物を見たり触ったりしながらの勉強は、本当に楽しそうです。 何でもそうですが、「最初」に考えたり、作りだしたり、試行錯誤をした先人は本当に凄い!! 最初は大人しげに座っていましたが・・・だんだんお尻が上がってきて、前のめりになって話を聞いています。 そして・・・気の知れた仲間同士ですから、『ちょっといいですか?』と前置きをしながら、質問がバンバン飛び交います。講師はなかなか思う順番で話が出来ない様で・・・御苦労さまでした!

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2回目 土曜日のお昼からの会は、お仕事帰りの方もいらっしゃいます。 この回には着付けを習い始めたばかりの方もいらっしゃいましたが、皆と一緒に真剣に学んでおられました。 博多の王道の柄「華皿」「独鈷」、言葉と柄はわかるけど、本物は?と言われると私自身も実物を間近で見たり、触ったりした事はありませんでした・・・が、今回は見るどころかしっかり触って・・・皆興味深々です。 目の前に実物をおいての織りの技法の話はとってもとってもわかりやすく、新鮮です! 手織りであっても、機械織りであっても織り始めるまでの機のしつらえは同じです。 その一例として、機の一部「筬」を手元で見せて頂きました。この細い一本一本に縦糸を通さなくてはいけません。「隣に入らん!」「3本ぐらいなら集中できるけど、その次は無理!!」「これだけでも神業だよ!!」様々な言葉が飛び交います。

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さてさて、三回目は夜の部です。 夜なので、どうしても毎回参加者は少ないのですが・・・「この時間しか来れない!」という方が毎年いらっしゃいます。 彩匠では例え一人であっても、学びたいと思う生徒さんがいらっしゃれば、会は開催します。 講師の方は3回目、疲れもあると思いますが、丁寧に頑張ってくださいました。 生徒さんも、お稽古を始めたばかりの方に加え、体調があまり良くなくて、お稽古をお休みしている方が、その奥様を気遣う優しい御主人と一緒に参加して下さいました。生徒さんの熱心な思いにも胸を打たれますが・・・その奥様が「ここに来ると前向きな気持ちが出て、力をもらうんよ。」と暖かい言葉と共に、奥様の気持ちを叶えるため寄り添っておられる御主人には、心の底から感動をおぼえ、お二人の愛情の深さにジーンとさせられます。。。。 電気が付いているとはいえ、やっぱり夜は細かな組織を見るのはちょっと不利です・・・ 眼鏡を使い組織を見るのに、二人とも・・・ 来年は手元のライトがいるなあ~ 博多織が、こんなに様々な組織を用いて織られている事に改めて驚かされました。織物って本当に奥が深いです。学べば学ぶほど自分の思っていた「博多織」って何だったのかと思ってしまいます。 職人さんに失礼だったなあ~と!! やっぱり勉強は大事ですね。

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さあ2日目のスタートです。 「良く眠れました?」という質問に、「バタンキューでした。」 「疲れたでしょう?」「いや、しっかり寝ましたから、大丈夫ですよ」と心強い言葉を頂き、4回目スタートです。 この回は彩匠の中でも「ベテランさん」が寄りましたね。小さい子供さんも一緒でしたが、慣れてしまえばお母さんもしっかり勉強できてます。 私は子供さんと一緒に遊んでました(笑) 流石ベテランです。質問も高度なものになり、講師の話ののみこみも速い!! なので講義の後で、それぞれが気になった物を見る時間もあります。柄付け、組織の話、格合わせ・・・いくらでも話は広がっていきます。 「博多織の機場にお邪魔したいです~」「いいですよ、是非来て下さい。」「目黒先生、OKだそうです。いつ行きますか?」 なんて、出かける話まで進んでいます! 苦笑いですが、現場にお邪魔する事は、学ぶ上ではとっても大事な事です。 自分自身の「五感」で感じる事が何よりの勉強になるからです。 職人さんには「邪魔」以外の何物でもないんですけどね・・・ 勿論私の頭の中にその計画はもともとあるんですが・・・(笑)

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最後の回です。 5回目! 生徒さんはお二人でしたが、共に口数は少ないものの、深く考えるタイプの方が寄りました。 講師も5回目になると、やっぱり上手になります。 とっても静かな回でしたが、真剣さはひしひしと伝わってきましたね。 「博多織は正直よ~。」という根拠の「色別証紙」ちょっと前からざっくり2色になっていて、残念!! でも、やっぱり元に戻そうという動きがある事も知りました。 職人さんはいつの時代も熱心に、真剣に物作りをしている・・・その思いにそれぞれがどう応えてゆくのか。 学んだ一人一人が考えてくれると思います。

5回もの講義、相手が様々なので、言葉を砕いたり、流れを変えたり、様々に気を使いながら講師の西山さん本当にありがとうございました。 お願いする方はのんきなんですが、実際に講義をして下さる方は、実は夜ホテルに帰ってからも、眠れてないのでは?と思います。 「どうやったらより解りやすいだろうか?」とかやればやるほど悩ませているんだと、5回全てを隣で聞きながら、思っています。 本当に本当にお疲れ様でした。 ありがとうございました!! 学んだ宝物を一人一人がしっかり生かしてくれたら嬉しく思います。 間で段取りをして下さったFさん、お手伝いして下さったK先生お疲れ様でした。 来年は・・・もう実は決まっています!楽しみにしていてください。

 

夏物・単衣 彩(いろどりてん)展

 

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6月30日(金曜日)

本日二つ目の投稿になります。

去る5月20日(土曜日)~22日(月曜日)まで彩匠恒例の「夏物・単衣 彩展」を開催しました。 年々夏物単衣、特に夏物に関しては生産数が減っていて、商品を揃えていただくのも一苦労、ましてや小売屋さんの開催する展示会もどうしても似たような日程になるので、メーカーさんや、問屋さんは本当に大変です。 そんな中でも彩匠の会場には、沢山の素晴らしい作品が並んで・・・なんてお礼を言ったらいいのか・・・と感謝の気持ちでいっぱいです。

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ハイ!! 着物・帯・小物に至るまで本当に沢山の作品が・・・本当にありがたいです。彩匠の展示会は、年に二回しかありません。 その展示会は、必要な方は買い物して下さればいいのですが、本来の目的は、沢山の本物を実際に見て、触って自分の感覚でわかるようになると言う事です。 さらに、自分の「好き」なモノが似合う人実際には少ない・・・なので沢山のモノを実際に当ててみて、顔映りを見て自分に本当に「似合う」モノを知る。目的はそこにあります。 職人さんが丹精込めて作り上げたものをちゃんと着るためには、着て出かけた先で、例え見ず知らずの方にでさえ、「綺麗だなあ~ よーく似合っている」と褒めてもらって完成です。 洋服ではあり得ない事ですし、下手したら今のご時世「セクハラ!?」なんて事にもなりかねませんが・・・着物を着ているとわりと普通にある事なんですよ。「いいもの見せてもらったわ!」とか「目の正月させてもらった。ありがとね。」なんて言われる事も!! なんだ、やっぱり皆着物好きなんじゃん!と思う瞬間です。 あ、脱線しました(笑)

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だから彩匠の展示会には、小さな子供さんがいても大歓迎です。だれか遊んでくれますし(笑) だから彩匠の展示会では皆が一列に並んで、プロの話を聞き入る、質問攻めにするなんて言うのも普通の光景です。 時間が経つと・・・会場の教室内は人でいっぱいになります。

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そして事務所の方では、誰かが草履をすげてもらっています。 彩匠では自分の足を見て、足に合わせて草履をすげてもらいます。 だから足が痛い!そんな草履を履いている人はいません。 世の中痛い草履で苦しんでる方、結構いらっしゃいますが!? 新しい生徒さんは目の前で見る草履のスゲに非常に驚いて、食い入るように見ておられます。が、これもまた彩匠では普通の光景です。

人が多くなると学院長と私は大忙し、写真は全く撮る事は出来なくなります。 柄の質問、織りの質問、染めの質問、TPOの質問、着物と帯と小物の格合わせなど・・・生徒さん達が、普段の勉強の中でもやもやしていた事が、腑に落ちる事が多いタイミング! とってもとっても貴重な時間なんです。 今回も本当に恵まれた時間を過ごす事が出来て感謝しています。 この恵まれた機会を用意して下さった、取引先の皆さん本当にありがとうございました。そして恵まれた環境を理解して、時間をやりくりして会に参加して下さる生徒さん達にも本当に感謝します。 皆さん本当にありがとうございました。

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