ゆかた無料講習会 

8月16日 (金曜日)

一時「超大型」と言われた台風10号もなんとか通り過ぎ、ホッと一息。皆様大丈夫でしたでしょうか?又暑さが・・・くれぐれもお大事にして下さい。 

さて、たまっている彩匠の催事の報告を!! 

さる7月6日7日の二日間、二日間とも午前午後の二回、計四回の恒例「ゆかた講習会」を開催しました。 講師役は2名を中心に「初めて着る人に、より解り易く覚えて帰れるような内容」を今年も考えて下さいました。説明をする人と、視覚で確認しながら学べるように、隣で一緒に着て見せる人にわかれて説明をしました。 「相手の為」と思って考えるこの行為は、実は自分に帰ってくる事を知っているメンバーは、その努力を惜しむ事はありません。 その為、年々その内容は深く細かく丁寧になり、より解りやすい講習会になっていると思います

一日目の朝は、1名だけが初めて来られた方で、他の方は、この年に一回のゆかた無料講習会の常連さんです。 1年に1回でもお顔が見れて、「ゆかたが着たい」というお気持ちを見せていただけるのは、この講習会を始める時にはあまり考えてはいなかった事ですが、今ではすっかり、講師陣の楽しみにも、励みにもなっています。 始めた時は「うわっ・・・すっかり忘れてる~」とか言っておられましたが、だんだんと「あっ!ここは覚えてる…そうだった、そうだった。」と楽しく着つけておられました。皆綺麗に出来あがって、帯の変わり結びや、小物のアレンジなんかを楽しんでおられましたね。

午後からは、職場のお友達7名での参加者の皆さん。ほぼ全員が初心者。講師陣も力が入ります。 ついつい手が出る講師も…そう講師は手を出してはいけません。解り易く説明をして、手はご自身で動かさないと、帰ってから一人で着る事は出来ません。 この講習会の目指すところは、「この夏一人でゆかたを着て出かける事が可能になる」というものですから。あんまり細かな事を言っても、着れるようにはなりません。でもポイントはきちんと押さえて伝えないと、「その人らしく」「美しく」着れるようにはならないんです。その兼ね合いが難しい・・・ 一人一人体型も、持ち物も違います。でも一人一人にあった対応と、技術の伝達を講師も一人一人創意工夫をして伝えていましたね。 なので、皆さん綺麗な出来あがりに、喜んでおられました。 仲間と一緒に講習を受けておくと、自分があやふやになってきた時、「どうだったっけ?」と確認出来たり、一緒に着てみる事も出来るので、とってもいいですよね。 

二日目の午前の部は、新人さんの生徒さんとそのお友達の方。お友達は初心者でしたね。 講師の数が多かったので、一人一人しっかりお伝えする事が出来たと思います。 彩匠でお稽古されている方からすると、「あれっ!!この手は省くんですか?」と思う点が多々。そうそれが、「初めての方の為」に講師が考えた着方でしたね。「お稽古してる人は、いつもどうりにして下さいね」と言いながら、改めて、彩匠で学ぶ着付けが、徹底的に考えられた、美しく着る為のものなんだと感じていました。それぞれが自分らしく、美しい着姿に出来あがっていました。小物のコーディネートを楽しんでいましたね。

最終回は、親子で一緒にお稽古に来られている生徒さんが、やっぱり親子で来て下さいました。 講師はやり易かったと思います(笑) ほぼマンツーマンで、丁寧にお伝えしていましたね。 勿論綺麗に仕上がったのは言うまでもありませんが、残念ながら最後に集合写真をとり忘れてしまいました・・・残念!

二日間、ホントに暑い二日間、朝昼合計四回もの講師役を務めてくれた皆さんに、本当に感謝します。彩匠には「着付け師」「講師」と二つのコースがあります。人に着物を着せる着付け師には、着付け師としての大きな喜びがありますが、講師にも講師ならではの大きな喜びがあります。 それを知って欲しい…と思って始めた部分もある「ゆかた無料講習会」 もう気付けば何回目なんでしょうか? 講師陣も充実し、内容も最初のころとは比べ物になりません。「着物好きを増やしたい」「ゆかたを着たい人を助けたい」なんて部分も勿論ありますが、始めた当初には思いもしなかった、沢山の実りがあるように思います。 「継続は力なり」 暑い中ですが、又来年も開催します。 7月の第一週の土曜日と日曜日です。 気になる方は是非参加してみてください。 

今年参加して下さった皆様・・・ゆかたを着てお出かけされたでしょうか? 一人で着れましたか? お役に立てていたら、何より嬉しく思います。 暑い中参加して下さり、本当にありがとうございました。 講師役の皆さんも、本当にお疲れ様でした。 自分が得るものがあるとはいえ、皆さんの惜しみない努力と協力に本当に感謝しています、 ありがとうね。