2017年 新年明けましておめでとうございます

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1月1日(日曜日)

2017年(平成29年)新年明けましておめでとうございます。

まずは、彩匠学院長よりご挨拶申し上げます。

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新年明けましておめでとうございます。本年も皆様にとって良き年となりますように。

お稽古は2つの目標を持っています。

一つは 楽で美しい着姿を作る技術と、きものの持つ意味(柄、格その他)多くの知識を身に付けて頂く事。

二つは 上質な物を見極められ間違いないモノを選べられる様になる事その為に常に本物を見て、目を養う事が大切と考え、多くの機会を作ってきました。

昨年はその積み重ねの集大成とも思える人との出逢いがありました。 日本で最高のきものを作っておられる、京友禅の職人さんです。その方の物作りの基本は「きものは引き算でないといけない」開口一番の言葉でした。お忙しい中、私達の為にいろいろと準備して迎え、きもの作りに大切な職人さんの話から、きものと着る人とのかかわり方等 沢山お話をして下さいました。又、一人一人に似合うものを選んで、見せて下さり、夢のような時を頂きました。

彩匠では、織りの職人さんで「きもの姿が美しい人に逢った。と言われるきものを作りたい」と話して下さった方にもお世話になっています。

お二人とも「きものが主役になってはいけない。主役は着る人。きものが目立ったら切腹ものです。」とまで言われていました。最高の技術者でないと出来ない事です。

染めと織りの本物の職人さんに出会え、懇意にしていただける事は、生徒さんをはじめ、彩匠にとって宝物です。本当に嬉しい事でした。

勿論絶大な協力者がいて下さるおかげです。感謝あるのみですね。

又、昨年から着付けの現場に直結する為のお稽古を組み入れる事で、着付け師の一人一人が現場に向かう心構えと、より真剣な取り組みを改めて見直し、プロとしての認識を高めて行けたと思います。

今年も皆様に感謝しながら、一人一人、一つ一つに面と向かいそれぞれの段階にあったお稽古方法も考えて、この一年でより向上出来るよう一層の努力を重ねて行きたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。

彩匠学院長  浦山 泉

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続きまして、わたくし目黒光代からもご挨拶申し上げます。

新年 明けましておめでとうございます。 本年も皆様にとって素晴らしい一年になりますようにお祈り申し上げます。

旧年中は本当にお世話になり、ありがとうございました。昨年一年間は、生徒さんをはじめ友人の中にも思いもよらない事が多々あtり、驚き(嬉しい事も、悲しい事も)と、不安と、喜びと・・・様々な感情に左右された年でした。自分の周囲の人々に対して、より一層の「愛おしさ」を感じる瞬間のなんと多い一年だった事か・・・ そして自分はいかに素晴らしい人々に囲まれているのかを、何度も確認させられる年でした。

仕事では、新たな出会いと再会・・・その中で自分のぶれない軸を持つ大切さ、信念を持って仕事をすることの大切さ、それらがあるからこそ強くなれるという事を、先輩方の人生を通して教えていただきました。

「職人さんの本物の技術を残してゆく事の助けになりたい。」との自分の思いを再確認しました。ある人からは、「何様のつもりか!? おこがましい」と言われたこともありますが・・・それでも自分の仕事の信念はそこにあると云い切れる自分になっている事を確認できた年でした。

「沢山の仕事をしてる」と私を表現して下さった方がいます。が・・・余所の小売屋さんや、販売店の展示会での販売をお手伝いする仕事も、七五三や、振袖の着付けのお手伝いをさせていただく仕事も、師匠のスゲの展示会のお手伝いも、勿論彩匠でのお稽古の手伝いも、展示会も、毎月のイベントの開催も、事務処理も全てが、自分の信念を貫く為のたった一つの仕事なのだと思います。かえって様々な方法がある事に幸せを感じます。

そして、どこに行っても変わることの出来ない、あるがままの「こんな私」を周囲の方々が受け入れて下さる事に、心から感謝しています。

今年もさらに、元気で、パワフルに笑顔で突き進みます。皆さんどうぞよろしくお願いしますね。 何より皆さんが、元気でいて下さいますよう、心から願っています。一人一人どうぞご自愛くださいね。

さて、彩匠の「着付け師」の皆様。。。きっと8日の成人式の着付けを控えて、気分はお正月どころではなく・・・不安と戦っている事と思います。 大丈夫「不安」を感じている人は、失敗する事はありません。 次のお稽古まではゆっくり身体と心を休めて下さいね。皆一緒に頑張るんですから大丈夫ですよ!! 沢山沢山熱心にやってきたお稽古は裏切りません、自信を持って下さいね。