彩匠恒例 夏の日帰り旅行

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8月22日(金曜日)

こんにちは。 ここ最近は、「晴れの国 岡山」の名称を返さないといけないほど、お天気が悪い・・・ お隣の広島では、大変な災害が起きていて、たくさんの悲しみが・・・ 報道を見ていても、胸が締め付けられるようです。 ご冥福をお祈りするとともに、少しでも早いご対面ができるよう、多くの方の生活が一日も早く以前の姿に戻るよう、祈らないではいられません・・・ 何か出来る事はないだろうかと思わずにはいられません・・・

八月に入って、ぐずぐずしたお天気が続いていますが、七月は本当にいいお天気で、毎日暑さとの戦いでしたね。お陰で、岡山の夏の特産 桃や、葡萄は本当に甘かった!!

そんな暑いさなかの7月21日(月曜日)の祝日 彩匠では、恒例の「夏の日帰り旅行」に行ってきました。 (気が付けばもう1ヶ月も前の事・・・ すみません) 今年は、「鳥取県倉吉市」にお出かけしてきました。 倉敷と同じような白壁の街ですが「赤瓦の街」というネーミングのようで、古い街並みが大切に守られていました。

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参加者が、15名。(今年は少なめ)さらに、写真ではガラガラに見えるのは、訳がありまして・・・ 本来お願いしていた、中型のバスが車検。という事で、なんと大型バスで(お値段そのまま!)連れて行ってもらいました。 「一人一列、横になっても大丈夫!!」なんて笑い話をしながら、快適なバス旅行でした。ちゃんと下調べをしてきた方もおられて、「このお菓子は必ず買って帰らなくっちゃ!」とバスを降りる前に再確認してました。(たくさん空きのあるはずの椅子も、帰りには沢山のお土産たちが、しっかりと座っていましたね!)

今年は、お嬢さんに浴衣を着せて、自分も着物を着て参加の方も、また、ご主人に着物を着せて、ご自分も着物を着てという参加の方もいて、着物の輪が広がっていっているのを実感できるのは、何より嬉しいですね。

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まず、最初に向かったのは、「南総里見八犬伝」のモデルになったとも言われる、里見家の墓所のある「大岳院」です。八賢士(八犬士では無い!)のお墓もあり、八犬伝にちなんで、かわいい顔をした、八匹の犬の置物も庭のあちらこちらにいます。 あちこちに居ながら、皆ちゃんとお墓の方を向いていて、守っているようでしたよ。

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さあ、そしてお昼ごはんです。 今回は、この場所をお聞きして、倉吉に行ってみよう!! と思い立ったんです。 「旧 国立第三銀行 倉吉支店」明治41年に建てられ、鳥取県の第一号「国登録有形文化財」でもあります。 「白壁倶楽部」でのお食事を楽しみます。 ここは、「町と福祉の共生社会をめざして」と掲げた「社会福祉法人 和」の経営でもあります。

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途中までは、覚えていたんですが・・・ こういう時必ず「目黒先生、食べる前に写真!」と言ってくれる方が、今回は残念ながら不参加・・・もろに影響が!! はい、折角の美味しかった(舌だけでなく、目にも)お料理の写真・・・撮れませんでした・・・ごめんなさい。

皆の感想は「丁度いい量だった。」「初めて食べた野菜があって、名前は忘れたけど・・・美味しかった!」「難しい名前のお料理だったけど、メインのお魚料理美味しかった!」など、好評でした。 雰囲気も良い御店なので、(外は暑いし)ついつい長居をしてしまいそうでしたね。 女性に丁度の量だと、男性には少し少なかったかもしれません・・・

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そして、「お腹いっぱい!」「丁度いい感じ~」と言いながら、皆が次に向かったのは・・・なぜか「たい焼き屋さん」「米沢たいやき店」まあ、倉吉では有名で、確かにほどよい甘さのあんこが、やわらかな白い衣の尻尾までビッシリ入ったたい焼きです。 うん、本当に満腹になりました。

そして、そこからは13:25までは自由行動です。 と言っても、倉吉の街並みはそんなに広くありません。 が、各々目指す処にレッツゴー!! ビーズ細工の御店に入ったり、老舗のお醤油屋さんや、老舗の酒屋さん。竹細工の御店や地元のフルーツを使ったスムージーの御店もありました。

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倉吉の街並みは、観光地でありながら、非常にすっきりしています。 何だろう?何が違うのか?最初はよくわからなかったのですが・・・ お店の前に、余分なもの(ワゴン)のような物が、一切ないんです。 お店に入っても、非常に素朴。お店の方も、奥の方から、「よっこいしょ。」って感じで出てこられます。 が、少しお話をすれば、すぐに皆さんが、一丸となって、この街を守ろうとしている事、とってもこの街を愛している事、だからこそ、本当に昔のままの倉吉の街のありようのまま残そうとしている事が、ひしひしと伝わってきます。その象徴の一つ、「倉吉絣」を勉強するのも今回の大きな目的です。

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倉吉絣保存会の方々にお願いして、実演とお話をしていただきました。 絣糸の作り方は熱心に聞き入っていましたね。 どんどん近付いてゆくので、保存会の方々には驚かれてしまいましたが、彩匠の生徒さんらしいところです。 それぞれが納得するまで、一生懸命お話をしていただきました。 ありがとうございました。

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当日は見る事ができませんでしたが、(時期があるので)下見にお邪魔した時には、綿花から種を取り出す作業をしておられました。 いつも私が感心するのは、それらの道具です。 非常にシンプルでありつつ、効率的で、無駄がない。 綿花の種を取り出す作業は実は大変なのです。絡まりあった繊維の中に絡まって種があるのですから、それを手で取り出すの非常に大変!なのにこの道具を使うと、あっという間に綺麗に種が取り出せます。 これを考えた人は本当にすごいなあ~と驚きと感嘆です!

さて、旅行はその後、倉吉の老舗の酒屋さん「元帥」さんの酒蔵へ!! 蔵の中で、酒造りのお話をお聞きし、お酒の試飲、酒粕の試食(この時期の酒粕の美味しい事!)と非常に楽しい時間を過ごしました。 いつの間にか皆の手はお土産でいっぱい! さっきまでのお土産は、お饅頭や、お菓子、ラッキョウなんて可愛い内容でしたが、ここではしっかりと、ここでしか買えないお酒をゲットです! あまりの喜びに、はい、写真撮り忘れました!!

帰り道は蒜山のサービスエリアによって、さらにお土産を買いこみ今回の旅は終了でした。

今回もバスの運転手さんをはじめ、旅行会社の方や、倉吉の方々、「どこ行こう~!?」と悩んでいたときに倉吉について教えてくれた方など沢山の方々に支えていただき、楽しい時間を過ごす事が出来ました。本当にありがとうございました。