平成25年 彩展(いろどりてん)

1月30日(水曜日)

こんにちは。 雪が舞った二、三日前と比べると今日は暖かいですかね。

先日26日の土曜日~28日の月曜日の三日間、毎年恒例の「彩展」を開催しました。  今回は、少し略礼装に力を注いで商品構成をしてみました。 昨年 年末に 「本爪綴の帯」や「紋綴れの帯」を手に入れた方々が沢山いたので・・・ 紬もそれに合わせて、柔らかな色目や、無地感のもの、縞や格子柄までにして、ザ紬という柄は避けての構成でした。 当然小物も礼装のものを増やしていただき、少しいつもと違う趣の会場になったでしょうかね。 

      

写真は相変わらず人の少ない時にしか撮れません・・・ 皆自分が何が似合うのか、新しい自分を探したり、手持ちのモノを持って来ながら、更に装いの巾を広げるためのコーディネートの勉強も一生懸命です。 

一点一点反物を広げ、納得するまで説明を聞いています。その内容は、素材、糸、織り、染め、仕立ての柄の配置まで、とどまることを知りません。

それぞれに、プロがついて、一生懸命教えてくださいます。何だか圧巻でしたね。 

今回申し訳ないことに、体調を崩していて(鬼の霍乱です!)迷惑をかけっぱなしの私でしたが、そのお陰で、全体の会の雰囲気を見ることが出来たように思います。 

若い人が徐々に増えて、新しい人たちが、それでも個々に成長し、知識を得ることに貪欲になっている姿が見れたのは、本当に嬉しかったですね。 この思いに答えてゆかなければ!身が引き締まる思いもしました。 

実は、大泣きする程嬉しいこともありました。 前の「成人式の」ページでも書かせていただいた、辛い思いをされたお嬢さん。「当日再び着なおして、成人式に参加が出来た」と、展示会前にお聞きすることが出来て、それだけで十分嬉しかったのに・・・ 脱がせた人にお礼が言いたいと、私を探してくださいました。 そして、二日目に尋ねてきてくださったんです!! 私の顔を見て「そうです。この方です。」と言ってくださった方を、私はしばらく思い出せなくて・・・ でも、気がついた時、この上も無い喜びでした!! でも、当たり前の事をして、当たり前のお話をさせていただいただけなんですけどね。 嬉しくて、嬉しくて、そんな風に私の事を思っていただいて、ただただ感謝です。 着付け師をやってきてよかったなあと、ボランティアを続けてきて本当に良かったなあと、心底思いました。本当に有難うございました。 嬉しすぎて、玄関で大泣きして、皆を驚かせてしまいましたが・・・ 

沢山の方の手を借りて、今年も無事に彩展開催できました。 有難うございました。 商品をいつも私の言うことに、嫌な顔をせず、「どうぞ!!」と提供してくださる、染めのMさん 織物のHさん 小物のYさん 新潟のKさん 名古屋のMさん 草履のKさん 皆さん本当に有難うございました。 勝手ばかりで、なかなか売り上げが伴わずごめんなさい。 手伝いに来てくださった、Hさん K君 K師匠いつも有難うございました。 そして、沢山商品を勉強しに来て下さった生徒の皆さんにも感謝します。 あ~幸せな展示会だった気がする・・・