小山憲市展 開催
10月31日(土曜日)
こんにちは。日中と夜との温度差が激しくて、体調を崩している方が多いように思います。気を付けてくださいね。
去る・・・と言っても随分経ってしまいましたが。
8月の1日、2日の二日間 彩匠では長野県上田市で、「紬」を一人で作られている「小山憲市さん」に教室まで来ていただき、展示会を開催しました。
小山さんと出会ったのは、もう3年も前になります。 最初に見たときは、「優しい色合いの紬だなあ・・・」と思っただけでしたが、時間が経つにつれ、その良さがぐいぐい伝わってくる、不思議な紬です。
それはきっと小山さんの「着ている人を輝かせることの出来る着物を作りたい」「あくまで主役は来ている人、その人らしさを際立たせる着物を作りたい」との強い願いを持ってモノづくりをされているからだと思います。
2013年の夏には、何人かの生徒さんとご一緒に小山さんの上田の工房にお邪魔させていただき、沢山勉強をさせていただきました。
そして今年やっと念願の「小山憲市展」を小山さん自身に、教室まで来ていただき開催する事が出来ました。 一人で、糸の選別から、染め(染めの材料を採取するものご自身!!)織り上げる作品には、当然数に限りがあります。 なおかつ小山さんの作品は、非常に人気があり、出来上がるのを首を長くして待っている方も沢山いらっしゃいます。
なので、展示会をするとしても、数は限られているはずなんですが・・・彩匠の為に、本当に沢山の作品を織りためて下さり・・・50点もの作品を見せていただく事が出来ました!!
どれもため息が出ます。
こんなに沢山の小山さんの作品を見れる機会はそうそう無く・・・ひたすら感謝の二日間でした。
写真は相変わらず少ない時しか撮れません。 作り手からじかにお話を聞けるなんてそうそうありません。 話す方も聞く方も真剣です。小山さんからは「余所では聞かれた事の無いような質問が沢山あって、本当に驚きました。」と、嬉しい言葉をいただきました。
以前小山さんのお着物を手に入れていた生徒さん達は、8月の暑い時期にもかかわらず、作り手に見てもらおうと、単衣の着物を着て、会に来てくれました。
小山さん恐縮しつつも非常に喜んで下さり、「帯や小物のコーディネートの勉強になります。」さらには、「次のモノづくりのヒントを沢山いただきました。」と言って下さいました。
作り手と、着る人が直接つながる「輪」の大切さを改めて感じる事が出来ました。
今回は、念願かなっての展示会、開催した側も非常に多くの喜びをいつも以上に感じる事が出来ました。 カラッとした暑さの上田から、ジメッとした暑さの岡山へ・・・「想像以上の暑さでした。」そうだと思います! 本当によく来ていただきました。感謝感謝の二日間でした。 ありがとうございました。