きもの姿の要・・・足元

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 6月1日(日曜日)

気持ちの良い日曜日 皆さんいかがお過ごしでしょうか? 

昨日(5月31日) 我が彩匠は一日だけ、大阪にある大変な老舗の足袋屋さんから足袋の先生をお迎えして「足袋のお誂えの会」を開催しました。 

非常に忙しい方なのですが、無理をお願いして教室まで来ていただき、個々の足を見てもらい、一人ひとりにピッタリの足袋を誂えていただきました。 ”誂える”というのは正しい言葉ではないのかもしれません・・・ 大変良心的な方なので、沢山あるお店の足袋(既製品)の中から最良と思えるものを選び出していただき、更にその既製品の足袋が、個々の足にフィットするように「まずは熱湯に15分ほど浸けなさい、それから普通に洗うとあなたに丁度になるからね。そのままでは大きすぎるよ。」とか、「あなたは乾燥機にかけては駄目だよ、縮んで足にあわなくなるからね」とか、「どんなときによく着物を着るの? お茶のように正座の時間が長いなら、こっちのほうが適しているよ。」等・・・ 本当に丁寧に一人ひとりに最適な足袋を選んでくださいました。 中には左右の足が全然違って、本当ならありえないはずの、左右違う形の足袋なのに(既製品なのに・・・)用意してくださったり・・・  本当に本当に感謝です!!

着物を着る上で、実は足元というのは大変重要なんです。 見た目も着姿の引き締めに重要なポイントですし、何より来ている本人にとって、実は何を着るかより大事なのかも知れないと、最近切実に思います。 足が痛くなれば それは頭の痛さにつながります。 彩匠では、今まで、草履を大切だと伝えてきました。 本当に大切なんです。 でも、たとえ草履が足にあっていても、もう一つ手前の足袋が足にあっていなければやっぱり痛くなるんです。 自分の足にあった足袋は、履いていて非常に気持ちの良いものです。裸足でいるより気持ちよいかもしれません。 又ピッタリの足袋は足を本当に綺麗に美しく見せてくれます。 反対に足にあっていなければ、自分でも驚くほど不細工な足に見せてくれるものなんです。 

今年の成人式でもおられました・・・ 「母の足袋なんです・・・」 小さい足袋では痛くて歩けなくなる。当たり前の事です。 洋服の靴選び、結構皆さん真剣なのに・・・着物姿の足元がおろそかになるのは何故なんでしょうね・・・? 見直してみてください。 折角の着物の時間を美しく楽しくするために。

写真は足袋の会(5月31日)の時のものと、その前日に草履のメーカーさんの展示会に呼んでいただいたときのもの(ごく一部)です。草履の展示会でも、草履について、草履を作っている現状について多くのことを教えていただきました。

両日とも沢山の方々の貴重な時間をありがとうございました。 一つ一つ何気なく身に付けているものが、沢山の思いを込められて作られている・・・  私に出来るのは、教えていただいた事を、一人でも多くの方に伝え、着物を着る方を一人でも多く増やすこと。気持ちを新たに引き締めた二日間でした。   

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