お草履メンテナンスの会

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2月26日(水曜日)

こんにちは。 「2月は逃げる」・・・もう後2日で2月も終わり・・・ オリンピックも終わり・・・早いなあ~

彩匠では、認定式を終えて、ホッとすると同時に、認定式の最中に草履の「パタパタ」と言う音が気になり、急遽「お草履のメンテナンスの会」を23日と24日の二日間開催しました。 

彩匠がお世話になっているお草履のスゲの職人さんは、一人で、お草履も、下駄も、そして男性の履物雪駄もすげることの出来る、凄い技術を持った方です。 

草履が「パタパタ」と音がするのは、草履が足に合ってないからです。 少し足より大きいと音がします。 小さくて痛いのも辛いですが、大きな草履も実は足の変なところに力が入ってしまい、やっぱり疲れますし、綺麗な着物姿にはなりません。 

長く履いていると、少しずつ緩んだり、人間やせたり太ったりすると、当然足もサイズが変わります。 

美しい着物姿に欠かせない、自分の足にあった草履を履くことは、健康にもつながります。 

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二日間たくさんの生徒さんが、お手持ちの草履をたくさん持って、「とりあえず持ってきました・確認してください!」から始まり、「これは痛いんです!」「これは音がするんです。」「いただいた物なんですが、何でしょう?どんな時に履けますか?」「鼻緒だけ替えてもらえますか?」「かかと変えて貰ったほうがいいですか?」など、思い思いに、プロに見ていただいて、必要なものはお直しをしていただき、駄目なものについては、何故駄目なのかを教えていただき、最後まで履きつぶすことの大切さまで教えていただきました。 

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写真は、前が緩んでいるので、裏を開けて、鼻緒の長さをきちんと調整してくださっているところです。 皆が沢山いる時は写真撮れなくて・・・

急ではあったものの、二日間でものすごく沢山のお草履を直していただいたので、可愛そうに職人さんの手は、腫れてしまいました!! でも、ありがとうございました。 これで、又安心して皆お草履が履けますね。

何より今回嬉しかったのは、彩匠では以前からお伝えしてきた、「保管方法」や「草履を方チビさせない履き方」等の、大切に長く使うための方法が、きちんと実践されていることを確認できたことでした。 皆偉い!! 草履を作ってくれた職人さんに敬意をはらう事でもありますからね。 

本当に急ではありましたが、実りの多い二日間だったと思います。 蔭山先生本当にありがとうございました。 お疲れ様でした!!