新年 明けましておめでとうございます。

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2014年 1月1日(水曜日)

2014年 新年明けましておめでとうございます。 本年も皆さまにとって良い年になりますよう、お祈り申し上げます。 また、本年も昨年同様、宜しくお願いいたします。

まずは学院長 浦山泉 よりご挨拶申し上げます。

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 新年明けましておめでとうございます。 本年もどうぞよろしくお願いします。 今年も皆さんにとってよき年となりますように。

 昨年は人とのつながりに始まり、人とのつながりに終わった素晴らしい一年でした。 多くの人から驚き、感動、感謝を受け取り、久しぶりの再会、訪問、難しいと思えることへのチャレンジによる学びと、本当にたくさんのものを与えて頂きました。 新たにお会いできた方、またその方につながりを作って下さった全ての方に、改めてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。 

 劇団の着せ付けの後、演出家の肩から「本当のプロは演出家の考えや思いを理解し、それに添うように全力を注がれますが、アマチュアは自分の考えを全面に出してこられ、ここに大きな差があるんですよ。」とのお話を聞きました。  またある織物の職人さんは、自分の作ったものが100%満足できるものにする為に、糸の選択から染色、機織、そして最後の湯通しまで全てご自分一人で行われており、「それはどの段階おいても少しの妥協も許されないから」とのお話で、外見とは全く異なる内面の厳しさを持っておられるお二人から、本物のプロとは何かを改めて認識させて頂きました。

私達 着せ付ける者としても、いつも相手の求めに即応できるゆとりを持ちたいと考えています。彩匠の皆が、お稽古の中で仕上げる小さな進歩の積み重ねが、いざという時には大きな力になる事の認識を今以上に伝えてゆきたいと考えています。そして、皆が本物のプロになれるように引き続きお稽古に励みたいと思います。

今年も今まで出逢えた方を大切に、また新たな方へとつながるように間口を広くして、皆さんをお迎えしたいと思います。               

                                   彩匠学院長 浦山泉

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続きまして、私 目黒光代もご挨拶させていただきます。 

明けましておめでとうございます。 新たな年が皆さまにとって幸多い年となりますように。 昨年はたくさんの方にお世話になり、本当にありがとうございました。 本年も一生懸命精進いたしますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

昨年も多くの方に助けられて、より多くの経験をさせていただけたこと、本当に感謝しています。 

お正月の準備をしながら、自分自身の成人式の時、振袖を用意しようとしてくれた母に「そんな無駄なことはしなくて良い。成人式にだって参加する気はない。」と言ったことを思い出していました。 何で、自分はあの時あんなことを思い、あんなことを言ったのだろうか・・・そして、その時は今こうやって用意しているお正月飾りでさえ「無駄なもの」と思っていた・・・ 何故なのか?  

今年は、若い女の子とたくさん話をする機会に恵まれました。 成人式のお振袖の用意のお手伝いをさせていただいたり、着せ付けをさせていただいたり、振袖の立ち居振る舞いの講習会をさせていただいたり・・・そんな時に必ず「成人式の意味」「振袖の意味」「柄に込められた意味」エトセトラ・・・お話をさせていただきました。 その結果 全ての方が、「いいお話を聞かせていただきました。」「知らなかった事だらけでした、大切なことを教えていただいてよかったです。」中には「大学の研究課題にします。」といわれた方もいらっしゃいます。 

そうなんです。大事なのは「意味があること」に気付き、「その意味を知ること」なんです。 当時の私は成人式の意味、振袖の意味、お正月飾りの意味・・・意味があるなんてことさえ考えなかったと思います。 

その私が、彩匠で皆さんと一緒に学び、少しだけ皆さんより先に多くの方に出会い、その方々から多くの貴重なことを教えていただき、それを彩匠に持ち帰って来て、皆さんにお伝えする。その積み重ねが、今の私を作り上げている!当時の私と今の私は全くの別人です。 「凄いなあ!!」との驚きと、感謝の念を深くするとともに、知らない事の恐ろしさを改めて感じました。 

どんなことでも、それぞれの意味を知れば、おのずと大切にしたり、感謝したりします。そして、大切なことだと思えば、わが子にも、大切な人にも伝えてゆきたいと自然に思いますよね!! 今年もまた一日一日学ぶことを大切にしてゆきたいと思います。 机の上だけでなく、経験を通して学んでゆき、たくさんのものを与えていただいている恵まれた人間として、学んだ事を人に伝えてゆきたいと思います。 どうぞ本年も宜しくお願いいたします。                          

                                  彩匠 目黒光代