練習用の帯と着物

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    12月23日(日曜日)

 こんばんわ 今日は何だか暖かかったような・・・  明日はクリスマスイブ。学院長はご主人とご一緒に「クラレ」のクリスマスツリーを見に行かれたそうです。 「綺麗だったよ~」との感想でした。 年々凝ったイルミネーション・・・の個人のお宅が増えているような気がしますが・・・ 教室の近くでも何件か「見に行かなくっちゃ!!」と感じさせるお家があります。  かくいう我が家は・・・「お母さん今年クリスマスツリー出さんかったね~。」と本日、息子に言われるまですっかり忘れていました・・・ 忙しさにかまけて 「ごめんね~・・・」誤る母に息子は「いいじゃん、出さないということは片付ける手間も要らないからサ!!」 やさしいんだか、つれないんだか・・・  まあ息子は肝心なものはゲットできてるのでいいんでしょう・・・  母にはサンタはやってこないなあ↓ 

と、クリスマス気分も少しは味わいながら・・・ 学院長と二人気づいてしまいました。 写真見て、お解かりになるでしょうか・・・ 我が彩匠の教室のお稽古用の振袖とその帯です。 なんとなんと・・・ボロボロになっていたんです。

これはあくまで嬉しい悲鳴なんですが・・・ 生徒さんたち皆が、一生懸命お稽古をしたことの現われです。 

一枚目(帯)・・・たれの部分帯の端が、完全に切れてしまっています。お太鼓ならこんなことはありえませんが、変わり結び(創作結び)をするためにこんな事になってしまいました!! 

二枚目(帯)・・・前腹の帯の下線になるところが、完全に擦り切れてしまっています。 帯は下が閉まっていないと緩んできますから、いつも二枚そろっているか確認して下線を引くんです。広げてみると帯の真ん中あたりに擦り切れのラインが! ちゃんと帯を締めれているということなんですが・・・ここまで擦り切れると帯はもう締まるはずがありません。

三枚目・四枚目(着物)・・・脇のところです。着物は綺麗に着る、着せるために余分なものは脇で綺麗にたたみます。だから必然的に脇のところは一番痛むのですが・・・ 袖付けがほつれては縫い、ほつれては縫いだったのですが、とうとう着物生地そのものが擦り切れてきてしまいました。 こんな風になるんだ~とある意味感心してしまいました。

五枚目・六枚目・七枚目(着物)・・・上の着物とは別の着物です。「脇の辺りを見てあっこっちの着物は大丈夫」と安心したのはつかの間。胴裏が大変なことになっていました。そういえばこの前誰かがモデルになた時、「うん?なんか変なところに手が入ったような・・・」と言っていたのはこれだ!! そう胴裏が擦り切れ、生地が弱って少しでも引くとどんどん切れていってしまうんです。

どれをとっても、成人式に向けて生徒さん皆がどれだけ真剣にお稽古をしているのかがよーくわかります。 なかにはご自分のお着物で着せ付けの練習をされている方もいますが・・・ちょっと不安になってしまいました。 こんなに練習を重ねているのに、成人式が近づいて自信をなくす方もチラホラ・・・大丈夫自信を持って!! きっと当日はこれだけ重ねた努力の結果が実になるから!! ね。

もちろん学院長と二人、お稽古用の着物を探しに走りました。 皆は新しい帯に「硬いよ~」と頑張っています。当日どんな帯に当たるかはわからないから、これもまた勉強ですよ! 

皆の為に頑張ってくれた帯と着物。「どうしたもんかな~」と悩んでいます。 帯はともかく着物は傷んでいる部分は限られていて、やっぱり愛着もありますし、この着物も出来上がるまでにはたくさんの方の手を通り、思いも込められている。だから簡単にポイッと捨てることは出来なくて・・・ 何かいい方法ないでしょうかね~。 バッグや草履の鼻緒 テーブルセンターや額 色々思ってはいるんですけど、使うかな~?とか思ったりして、悩み中です。 何かいい提案ありましたら教えてください。 作り手と直接お会いする機会に恵まれている我が彩匠、作り手の思いにはいつも感動を覚えます。 だからこそ、我が彩匠にかかわるものは全て、大事に大事にしたいんです。   

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