キモノの柄
2007年11月29日
2009年6月9日
11月29日(木曜日)
こんにちは 今日はあたたかいような寒いような・・・ 太陽が顔を見せてくれないと、寒い気がしますね。
昔の人々が、太陽を神様と崇めた気持ちわかるような気がします。
写真は先日京都に行った時のものです。 綺麗な紅葉。その美しさをあらわした帯。見比べてみてください。
もみじの色、形、優美で繊細・・・ 緻密な糸の運び・・・ 確かな技術で作られた一本です。
キモノ・帯についている柄には多くの場合意味があるんです。 最近のモダンな柄は別としてですが・・・
一例として
我が彩匠でもお手伝いに行っているカメラ屋さんでもそろそろ成人式の前撮りが始まっていますが、成人式のおキモノに一番相応しい柄って何だと思いますか?
答えは 「ボタンの花」 です。 ボタンは古来中国で、一番高貴な花なんです。 「ボタンの花=富貴(ふき)」の意味があるんです。 富貴とは字の通り”豊かで、貴い”ということです。 成人する娘の豊かで貴い人生を願って、ボタンの花の柄を振袖に描いているのです。 振袖をお買い求めになる時、最近は大半は貸衣装かも知れませんが、お衣装を選ぶとき、少し思い出して下さいね。
キモノって不思議な衣装です。 黙っていても思いを伝えることの出来るすばらしい衣装です。 そんな衣装 ほかには無いと思います。 日本人の日本人らしい資質・・・「べらべらしゃべることなく、気持ちを伝え合う」 着るものでそれを表す事ができるんです。 柄・色・着方・格・・・少しづつご紹介してゆきますね。