「小山憲市」個展開催
8月12日(金曜日)
毎日毎日本当に暑い日々が続いていますが・・・皆さんお変わりありませんか? もう、どこにいても何をしていても、誰であろうとも「熱中症」にかかる可能性は大!! くれぐれも気をつけてくださいね!! リオオリンピックも気になるし、甲子園も気になるし・・・でも、ちゃんと睡眠取りましょう!!
さて、彩匠では、昨年8月に開催させていただいた、上田紬の職人さん「小山憲市さん」の個展を今年も開催させていただきました。
年明けすぐに小山さんから連絡を頂き、「今年も個展やらせてもらえませんか? 生徒さん達とたくさんの話をしたり、着姿を見せていただいて、自分自身が非常に得るものが多かったんです。 モノづくりのヒントがてんこ盛りだったので、是非お願いします。」と嬉しいお言葉を頂きました。
勿論、私たちにとっても、小山さんの作品は、「感性」を刺激される数少ない作品です。 昨年の個展を終えた後でも、しばらく皆「良かったね~!」「他の物とはやっぱり違うよね~!」と顔を合わせば、生徒さん同士話していましたね。
「着る人と、作る人の輪が出来て、相乗効果がある」これぞ、彩匠の目指している姿。 こんなに嬉しい事はありません! なので、春に小山さんに直接お会いして、可能であるなら「今年一年の小山憲市を見せてもらう会」を毎年開催させてもらいたいと、お願いしてきました。 お互い無理は無し!という大前提で、快諾していただきました。
今年は8月6日~8日の三日間でした。
今年も頑張って商品を作りためてくださっていたので、50点以上の作品達を見せていただく事が出来ました。 「着る人をいかに美しく見せるか」に焦点を絞って作られている作品達は、毎回の事ですが・・・圧巻です。 反物だけでみると、控えめで、上品、物足らなさを感じるくらいですが。。。 ひとたびお顔に合わせると・・・その方の透明感や、可愛らしさ、つやっぽさなど、今まで見えていなかった新たな魅力が開花するから不思議です!! 帯や小物を足すとそれはさらにアップします。「着物だけで完成してはいけない、帯や小物の入る隙が必要。」という小山さんの言葉は、まさに「一見に如かず」です。
人の少ない時にしか写真は撮れず・・・残念でした。 小山さんの着物を持っている方は、単衣であろうが、袷であろうが、作り手に見てもらおうと、暑い中 着物姿で来てくれました。 小山さんを囲んで写真を撮れば良かったと気付いたのは、全てが終わった後!! 三日間、小山さんも熱心に語り、生徒さん達は全員が、全ての作品にしっかりと目を通し、手触りを確認し、糸や染料の質問をして、そして、ピンワークを1人何枚もして大切な「着心地」を確認していましたね。 糸選びから、染料集め、製錬も染めも織りも、本当に1人でやっている小山さんから聞くことは、何もかもが新鮮で、驚きで・・・ 皆すっかり小山さんのファンになってしまいました。 日本全国小山さんのファンは多いはずです。
沢山の宝物を、そこにいた全員が得て、三日間の個展無事終了しました。 前日長野の上田を出てくる直前までモノづくりをしていた小山さん。次の日朝一番の電車で上田にとんぼ返り! 到着直後から仕事をしないと間に合わないスケジュールの中、暑い暑い岡山まで、本当にありがとうございました。 また、暑い中参加して下さった生徒さん方、特に着物を着て来て下さった皆さん感謝します。 ありがとうね。 では、最後に、小山さんの作品じっくりご覧あれ!!
ただし写真では、実物の半分、いや三分の一も魅力が伝わらないのが残念です!!