お稽古風景

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9月24日(木曜日)

またまたご無沙汰です・・・(スミマセン)

朝晩すっかり涼しくなり、彼岸花が咲き乱れすっかり秋ですね。

シルバーウイーク皆さんいかがお過ごしだったでしょうか? 何だか高速道路は連日込み合って、ゴールデンウイークよりも多い人出だったとか・・・ 

 彩匠でも連休初日の19日夕方から”成羽町の 月見の宴”に出かけてきました。 日が落ちてからは、肌寒いほどで、昨年までは暑く感じたかがり火の熱が暖かく感じました。 単衣の着物で丁度よく、お洋服では寒かったようです。 

 演目の詩吟やお琴、尺八の競演、吉備楽や狂言など・・・日本の伝統芸能にどっぷりと浸り、秋の一夜幽玄の世界に酔いしれました。 お茶席もあってホントに楽しかったですよ!! 彩匠として、お邪魔するようになって三年目ですが、お勧めです!!よかったら来年行ってみてくださいね。

 さて、今回の写真は・・・ ”着付け師”のお稽古風景です。  補正に始まり補正に終わるのが着せつけです。 着付け師として経験を重ねれば重ねるほど補正に悩みます。 だって、体型は人それぞれ、同じ人なんていませんからね・・・ 

 きものはお洋服と違って、直線で出来ています。 例えば・・・折り紙を綺麗に巻くにはどんな形が巻きやすいでしょう・・・ 極端に言えば、茶筒(わかりますか?)円柱形が一番綺麗に巻けます。 だから人の体も「目指せ茶筒体型」で、補正をするわけです。

 初めて着せてもらう人や、説明をしてもらえないと、何だか太くなっていくようで、着せてもらっている人は不安になると思います。 (私だったらスゴーク嫌だもん!) でも、出来上がりが綺麗になるためには必須です。 補正が無くて一番目立つのは胸です。 帯の上に胸が乗ったら・・・おばあちゃんになってしまいます。 本人がいくら若くてもね。(ショック!!) 

 彩匠の着付け師は、着る人がいかに ”楽に・美しく” 出来上がるか。 日々勉強、日々努力を続けています。