彩匠認定式「早春の門出」

5月3日(金曜日)

今日は暖かく?暑くなり、やっといつものゴールデンウイークの天候になりましたね。今年は世の中10連休のようですが、彩匠では昨日まで、お稽古があり、今日からちょっとの間お休みってかんじです。

で、気になりつつ手をだせずにいたブログの更新を・・・

もう18回にもなるんだなあ~と驚いてしまいますが、去る2月17日の日曜日。倉敷アパホテルにて、今年も彩匠認定式「早春の門出」を開催しました。 

毎年の事ですが、ありがたい事にお取引先から、暖かいおもいが届けられて、当日の会場はより華やかになります。 皆様ありがとうございます。

彩匠の行事は全て、生徒さんの中で、先輩方(古株!?)のお手伝いをいただきながら、開催されます。当日の準備や、片付け、受付は勿論、司会進行も皆で手分けして・・・プログラムの内容そのものも前年9月から始まる「認定式のミーティング」で考えられています。

学院長と一緒に会場につくと・・・「先生遅いよ~!」と、なんとなんとほぼほぼ準備は完成してました!本当にありがとうございます!! 

開会の時間までに続々と生徒さんが到着すると・・・会場はどんどん華やかになってゆきます。 「日々着物を着る機会を増やす」という当たり前の事を目指している彩匠でも、「礼装の着物」となるとなかなか機会がありません。 認定式は出番の少ない礼装の着物を着る絶好の機会です。 訪問着や附け下げ、色留袖も! 金糸銀糸を織り込んだ礼装の帯! 刺繍衿に伊達衿、帯締めや帯揚げも礼装物は本当に華やかです。 勿論お草履やバッグも。 そして美容院に出向きヘアーのセットされた御髪にいつもよりもバッチリメイク。皆様本当に美しい・・・ 溜息出ちゃいます!!

お互いに「素敵~!」「本当にその着物似合うよね~!」と様々に互いの感想が飛び交います。 が、スタッフの頭の中は・・・段取りでいっぱいです。 

写真はなかなか撮る事が出来ませんが・・・会場にはプロのカメラマンも来て下さっているので、良い写真はそちらで(笑) 学位医長の挨拶に始まり、認定証の授与式、出席者全員での写真撮り、認定者による技術披露、講師・着付け師による提案、参加者全員によるゲーム、でお開きとなります。

今年の技術披露は、上級者(着装、助教授)のお二人と、新しい着付け師、着付け師更新者の合計4名の方が、頑張ってくださいました。 一年間頑張って学んだ知識や技術、他の方々の代表でもあるので、限られた時間を意識しながら、附け下げの自装、留袖の自装、振袖の着付け、訪問着とお太鼓の変わり結びの着付けを見せていただきました。 見せていただいている方も、ほぼ皆経験があるので、とても温かい気持ちで見ていますし、一緒にハラハラしていたりします。 が、舞台の上はやっぱり緊張します。それぞれとても良く頑張って下さいました。 本当にお疲れ様でした。

今年の「提案」はスタッフの人数も少なかったこともあり、昨年彩匠で作った「振袖の立ち居振る舞いのビデオ」を披露する事にしました。 きっかけは、お世話になっているカメラやさんから「より解りやすくする為、と着付け師の負担を減らす為に、立ち居振る舞いを動画で、ビデオを作ったらどうでしょう?」と提案をいただきました。それはいい!と思ったものの、モデルは?(トイレの行き方も伝えたいので・・・全てめくりあげる事になる!)誰がビデオ撮るの?ビデオの編集ってどうするの? 立ちはだかる壁はいくつも!! でも、あると本当に良い! 散々悩んだものの・・・やってしまえ! 生徒さんに相談すると、なんだかんだ言いながらも、出来ちゃいました! で、その時に一緒に、日常の着物での立ち居振る舞いのビデオも認定式用に作ってしまいました。 モデルも、ビデオ撮りも、編集も全てずぶの素人が作ったものですが、内容は、なかなか良い物が出来たと思います。 そのビデオを皆でしっかり見て勉強出来ました。

続いて、彩匠目玉の「ゲーム」です。 参加者全員が参加できる、楽しみな時間。単純でありつつ楽しめる物! 今まで17回も何かしらやっているので、アイデアは尽きつつあります。 今年は「宝づくし」と題して(笑) 宝づくしの柄が張ってある宝箱(傘)の中に、協力して宝を蓄えてゆく。簡単に言えば・・・玉入れです。 線を越えないで、立ち居振る舞いのビデオを見て学んだ後なので、美しい所作に気を付けながら・・・でもテーブルごとに競ってもらいます! 毎年ホテルのスタッフは、扉の陰から笑って見ていることと思います。 何を始める事やら(笑) 

技術と知識をしっかり学び、自身の身に付け、「着物の宣伝塔になってもらう」 同時に、楽しむときにはしっかり楽しみ協力する! らしいと言えば本当に彩匠らしい認定式。 今年も無事に終わりました。 参加者の方々が「楽しかった~!」「新しい事を学べました。」「自分も新たな目標が出来ました。」そんな言葉が聞こえてくると、半年間の疲れも吹っ飛んでしまします。 それぞれに新たな目標を持った生徒さん達、これからも頑張って前進していくと思います。 一緒に頑張ろうね!