秋の日帰り旅行

  

12月28日(金曜日)

気温の激しい降り幅に、体調管理の難しさを感じる日々でしたが、今日は朝からチラホラと雪花が散り、冬らしい気候になりましたね。 今年も残すところあとわずか・・・「平成最後」という言葉を日々耳にします。

一か月も経ってしまいましたが・・・彩匠では、今年も恒例の秋の日帰り旅行に行ってきました。 今年は・・・京都ではなく大阪へ。 なかなかお邪魔することの叶わない、お草履のメーカーさんへお邪魔させていただき、職人さんのお仕事をしっかり見せていただきました。草履の制作の大変さと、美しさと、貴重さを学ぶすばらしい時間を過ごす事が出来ました。

11月の15日(木曜日)と16日(金曜日)の二日、都合の良い日を選んで参加です。 今年は生徒さん本人、御家族の体調不良の方が続出、お身内の不幸や、様々な事情があって、気持ちはあるのに、どうしても行けない・・・泣く泣く諦める方が続出!! 今までこんな経験はありません・・・

招いて下さったメーカーさんも、「わざわざ来て下さるのだから・・・」と世界で一足、自分のオリジナルの草履が作れるよう考えて下さったりと、何せ一年前から準備して下さっていたので、参加できなかった生徒さんは本当に、残念でした。

でも、その分参加出来た皆は・・・充実した一日を過ごせたと思います。

例のごとく、朝は観光(朝一番に職人さんの元にお邪魔すると、気が付いたら夜だった!他の所は、どこにも行けずに終わってしまった経験のある私達(笑))メーカーさんの近くの「慶沢園」へ! 大阪のど真ん中にあるとは思えない・・・

 あべのハルカスが見える・・・

 

    

回遊式の美しいお庭から見える、大阪市立美術館の建物の美しさや響き渡る鳥の声、ここはどこなんだろう・・・ 反対側を見ると、あべのハルカスをはじめ高層ビルがニョキニョキと見えて、ここが都会のど真ん中である事を思い出させます。 一日目は薄曇り、二日目は晴天。 天気が違えば同じ場所も違って見えてきます。 参加者の顔ぶれも違いますしね。 上は一日目、下は二日目の慶沢園です。

     

    

光が違うと、本当に別の場所見たいですね。しかし、こうしてみると二日目は後姿ばっかり・・・(笑) マイペース型の方が多いせいでしょうか?それでも実は・・・二日目の方が、お庭はゆっくり見学していたんです。なので、二日目は慶沢園を見た後、そのまま食事場所方向へ向かったのですが、一日目は、時間が余ったので、近くの「茶臼山」へ足を伸ばしました。

    

茶臼山・・・聞いた事はあるけれど、ハッキリとは~!?とか言いながら小高い、イヤ下から見るよりは結構ありましたよ~! 茶臼山、山上りです。大阪夏の陣、冬の陣 それぞれ真田幸村が、徳川家康が陣を構えた場所でしたね。 そりゃ、陣を構える場所ですから、周囲が見渡せなきゃいけないんですもの、そこそこあるのは当たり前! 「良かった、痛い草履じゃ無理だったね~!」と言いながら、歴史を少し振り返りました。 教科書でしか知らなかった場所に実際立っているのは、不思議な感じがします。

さてさて、当然お腹が空きます!

 

今回一番頭を悩ませたのは、昼食場所でした。悩んで、探したどり着いて決めた食事場所は・・・あべのハルカス内「大阪マリオット都ホテル 57階 ZK 」でした。 折角大阪なのだから、大阪らしい場所で! 手頃で、楽しく満腹になれるランチ。

前菜はオープンキッチン前のビュッフェでバイキング(一見品数は少なく見えますが、実はかなりあり、少しづつ取ったはずなのに、大きなお皿がいっぱいになってしまいます。下見の時は「おかわりいかがですか?」と聞かれて、慌てて首を横に振りました。) スープに二種類の焼き立てパン。パンは当たり前におかわりを聞いて下さいます。 そしてメインのパスタは3種類から選べます。(悩みましたね) そしてデザート・・・大きなワゴンに10種類ほど! 好きな物を好きなだけどうぞ!と言われて、驚きました。一日目のメンバーは選びきれずに、「すこーしづつでいいので、全種類を!」とお願いしていました。(デザートも下見の時には「おかわりいかがですか?」と聞かれて、ビックリしました)お料理もデザートも、最後のコーヒーまで、本当に美味しくて・・・なんてリーズナブル!

大阪の街が小さく見え、関空や、明石大橋、淡路島も見えてしまう・・・飛行機も目線!? 目もお腹も満腹になりましたね!

「もうダメ!お腹いっぱいで、何にも考えられない!眠くなる・・・」と二日間とも言いながら・・・お草履のメーカーさんへ!そう、これからが本当の目的地です。 残念ながら詳細の写真はここに載せる事は出来ません! ただ、「お腹いっぱい・・・」と言っていた生徒さん達全員が、職人さんの元へたどり着いたとたん、目をキラキラさせ、食いつくようにお仕事を見せていただいたのは間違いありません。

「こんなに丁寧に作られているのか」「こんなに繊細な作業の積み重ねがあって、草履って出来るのか」「全部手作業じゃん!私は機械で作っているような気でいた・・・」「自分の草履をもう一度見返さないと!」「草履がいとおしくなりました」

様々な感想が飛び交っていましたね。 私も始めてみた時は、あまりの衝撃に、言葉を失い、気が付けば涙が出ていたのを思い出しました。 職人さんの仕事って本当に凄い。 そして草履の職人さんの仕事って、本当に細かいんです! 手を抜けるとこもあるんでしょうけど・・・ここの草履が美しいのは、この一切手を抜かない職人さんの本当に丁寧な仕事の積み重ねだからなんだ。とつくづく思います。

そして、メーカーさんが考えてくれていた、世界に一足!自分のオリジナルのお草履作りが始まりました・・・さあ大変!! とっても写真なんて撮っている暇はありません。なので、出来あがったお草履の写真を一部載せておきます。何だか笑っちゃうくらい、その人のその人らしい草履が出来あがるんです!!

 

出来あがっている台に花緒を自分で選ぶだけでも至難の業です。組み合わせによって、驚くほど雰囲気が変わりますから。 それなのに鼻緒の先つぼの色を変えてもらったり、台の皮を選び、巻き(横の皮)の色を考えたり、草履の形や高さを選んだり・・・ 中には持参していった布地で、柄の場所を一緒に考えてもらい、花緒を作ってもらったり。 一件一件、本当に大変なお願をして、オリジナルの草履を作っていただきました。 そして・・・花緒がすげ上がると、想像していた何倍何十倍もの素敵なお草履が各自出来あがってきました!!

届いた草履を見た生徒さん達・・・皆抱きしめんばかりにして喜んでいました!見てる私もとっても嬉しい!! 参加出来なかった生徒さんは「いいなあ~いいなあ~」「凄い!!凄い素敵~!」と大騒ぎになりました。「いいでしょ~!!」と教室内で見せあう、見せびらかすのは当たり前、何人もの方が、お友達やらご家族やら、周囲の方に見せて歩いたようです(笑)

きっとこの喜びの何十倍もの苦労をして、気を遣って一足一足丁寧に作って下さったんだろうなあ~と、お会いしてきた職人さんの顔が思い出されます。

職人を技術を守るために、職人を社員として雇用し、給料を払う事で、職人の生活を守る。バラバラだった仕事場を、一つの場所にして、互いの仕事が見える形にして、より良いモノづくりにつなげてゆく・・・若くとも、信念と覚悟を持った社長に頭が下がります。そしてそれを支えるご家族。そして暖かな雰囲気の職場は、仕事がしやすい環境なんだと、こちらにもひしひしと伝わってきます。 そして何より職人さん達の前向きな姿勢。やる気がビンビン響いてきます。

F産業の社長をはじめ、皆様方、本当にありがとうございました。 大切に、多くの人に自慢しながら頂いたお草履、履かせていただきます。そして、より多くの方に知っていただき、必要な方にはしっかり販売してゆきますね。

最後に、間に入ってしんどい思いをしながら、人一倍気を遣いながら、お手伝いして下さったK先生。本当にありがとうございました。

彩匠はまた、特別で貴重な経験をさせていただきました。ありがとうございました。感謝です!!

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