潔さとは・・・ 成羽町「月見の宴」にて

     

9月16日(火曜日)

こんにちは 皆さん連休はいかがお過ごしでしたか? 日曜日は晴天でと~っても暑かったですよね・・・  何と我が家は、息子の体育祭だったんです・・・ 小規模校ならではでしょうか・・・ 何と保護者の種目もあって、私は半強制的に(T-T)綱引きに参加させていただきました。 綱を握るのなんて、何年ぶり? いや十何年ぶり・・・  相手は何と娘達・・・ (父親対男子、母親対女子、最後は親対子供!!) 子供には負けられん!! と頑張るものの、母親はあっさり娘達に負けてしまいました・・・ 「駄目だ、母は皆口ばっかりだ!!」とあっさり負けを認めましたが、お父さんチームと合同チームでは勝ちました!!  大変だったのはその後で、気が付けば汗びっしょり、手には綱の跡、何より・・・綱引きって全身運動なんですよね・・・ 子供の成長をかみしめた、あつーい一日でした。

私事はこれぐらいに・・・

写真は成羽町のお月見会 「月見の宴」のしつらえの様子です。  安藤忠雄氏の設計の美術館の流水の庭を最大限に活用した、素晴らしい設営です。 今年何と20回目を迎えられて、様々な日本の楽器演奏や、詩吟、狂言、吉備樂とうの出し物に加え、お茶席も用意されていて、何ともいえず、幽玄の世界に引き込まれます。  我が彩匠では昨年からお出かけ先になっていて、そろそろ単衣のきものかな・・・なんて、言いながらお出かけしているんです。 席も予約席として、取ってくださっていて、本当にありがたいんです。 今年も総勢18名で、お邪魔しました。

心配していたお天気も大丈夫そうで、ほっとしていたのですが・・・  会が始まり一時間経つか経たないか・・・ 何だかポツリポツリ・・・ あっという間に本降りになってしまったんです。 皆あわてて一時美術館の中に避難です!!  本当に信じられないぐらい大降りになってしまって・・・  いっそのこと朝から降っていたら、隣の建物の中で開催の予定だったのに・・・ いつもは段取りをする側の私は、準備をされた方々の事を思っていました。 もちろん出演者の方もですが・・・ 今年は20回目。 いつもよりきっと力を入れられて、準備したのに違いありません・・・ 「通り雨だよね、早くあがれ、早くあがれ・・・」そう心で願わずにはいられませんでした・・・ が、ますます雨は強く降りはじめ・・・  

と、「皆様 本日はまことに申し訳ありませんが、中止とさせていただきます!! 中止とさせていただきます。 お気をつけてお帰りください。」 声が響き渡りました・・・  主催者側からすれば、最悪の結果です。 一瞬拍手が響きわたりました!! その潔い決断に対する拍手でした。 「あ~ すごい!!」と私も感嘆しました。 

きっと舞台に敷いてある畳の様子や、色々な事から判断されたのでしょうが、 正直屋根のあるスペースは狭く、ごった返し、濡れた衣服も手伝いかなりの湿度で、暑さもまして感じられていました・・・ その中で、「どーなるん!!」と不満の声があがるより先に中止の発表をされたことは「潔し」という言葉以外はありませんでした。 

決断を遅らせる要素は多々あったと思います。 私だったらこんなに早く中止の決断を出せただろうか・・・ と帰る道すがら考えていました。 「潔さ」とはある意味こんなに「清清しい気持ちを与えるものなのだ・・・」とも。 

とってもとっても悔しく残念なお気持ちだったと思います。 記念の回数に、この日まできっと一年の時間をかけて、準備をされて来たはず・・・ 今は落胆されているかも知れません・・・ が、又来年に向けて頑張って欲しいと思います。 また来年キモノを着て、素晴らしいスッタッフで計画される、「成羽町=月見の宴」にお邪魔したいと思います。 

会を開催する側の人間として、多くのことを教えていただいたと思っています。 ありがとうございました。 どうぞスタッフの皆さん元気を出してくださいね!!   

さて、今度は我が彩匠の観月会です。 着々と準備を進めております。 成羽町の観月会に負けないように、楽しく、価値ある時間を皆さんに過ごしてもらえるように頑張りますね。 ご期待あれ!!

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