第14回 「早春の門出」 彩匠 認定式 無事終了

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3月4日(水曜日)

こんにちは。お天気がくるくる変わり、花粉も飛び始め、いよいよ春がやってきますかね? でもまだ少し寒いかな・・・ 体調管理難しい天候です。気を付けてくださいね。

さて、さる2月15日の日曜日 今年も無事に一番大きな行事、一番大事な行事である「認定授与式、早春の門出」終了しました。

当日はお天気に恵まれて、気持ちの良い朝でした。

昨年惜しまれながら、お店を閉められた大阪の小売屋さんから「娘のあなたに!!」と嬉しい言葉と共にいただいた、立派な打ち掛けと共に、取引先が届けって下さった、お祝いのお花たちが、会場を華やかにして、当日認定証を受け取られる皆さんを迎えてくれました。

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受付のテーブルには、少し早目のお雛様。 学院長の手作りです。

彩匠の催時はいつも学院長を始め、着付け師や講師たちが皆で協力して会を運営開催します。ある意味皆がスタッフでありお客さんでもある・・・ 皆の仲がいいからこそ出来る、本当に素敵な人の輪があります。何よりの彩匠の宝物!!感謝です。

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そのせいか・・・「来賓」の方が、受付のテーブルに座って、生徒さんを迎えてます!! こんな光景他ではあり得ないと思いますが・・・

受付で迎えてもらった写真の生徒さんは、この日は「認定授与式」の司会者です。 来賓紹介の時「父親のようでもある・・・」と紹介していましたね。年齢も環境もばらばらの人たちが、「着物が好き」っていうたった一つの共通点で結ばれて、兄弟のように親子のようにそんな親しいお付き合いができるようになってゆく・・・そんな姿を改めて垣間見るそんな幸せな時でもあります。

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何十人いても、席を決めるのもたいして難しくありません。 気にするのは、本当に新しい方や、お友達やご家族が参加される時くらいです。 誰がお隣に来ても、皆楽しくお話をして、協力して助けてくれます。いい笑顔でしょ!! この四名は、今回本当に沢山のお仕事を手伝って下さいます。 緊張もありますが・・・意外と余裕ですかね。

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いよいよ開会です。にぎやかで楽しいメンバーもここはおごそかな雰囲気になります。

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そして、わが彩匠の学院長のご挨拶で、おごそかな雰囲気も少しほぐれます!

少しでも沢山の方に着物を好きになってもらいたい・・・ その為に昨年一年を振り返り、今年一年皆に望む事、学院長ご自身が目指し取り組むことを話して下さいました。

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そしていよいよ一人一人の認定証の授与に移ります。3級認定者、2級認定者、1級認定者、講師認定者、着付け師認定者と続き、さらに着付け師の更新者へと続きます。

おごそかに、緊張感に満ちて始まる認定証の授与式ですが、後半になるにつれ、長年彩匠でお稽古を続けているメンバーになります。特に、着付け師の更新者になると、古い方は10年以上になります。学院長が、一言づつ言葉を下さるのですが・・・わが学院長は天然な部分が多分にあり・・・だんだんコメントがおかしくなってきます。着付け師の更新者には、写真入りの彩匠着付け師証明書(カード)が手渡されるのですが・・・「写真綺麗ね~」なんて言われたら、もう笑うしかありません!! 「お~い学院長しっかりしてよ~!」なんて言いたくなりますが、そこは長年お付き合い下さっている生徒さん達です。 ほんとにすみません!!

この後には、いったん会場を移して、集合写真を撮っていただき、再び会場へ。

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乾杯を来賓の蔭山先生にしていただきました。蔭山先生は、草履のスゲ職人として、日本全国を飛び回っています。それぞれの場所に熱烈なファンがいらっしゃいます。(あ、勿論、先生のスゲた、履きやすいお草履のファンです!)

そんな日本全国の沢山のきもの学院や、小売屋さん、いろんな場所でいろんな方にお会いして、沢山見聞きしてきた事を、いつも私たちに話して下さいます。 着物を、職人を、技術を残していく為に何ができるのか? どこを間違ってはいけないのか? いつも考えさせられるお話をしてくださいます。

さて、写真が撮れるのはこの辺までで、このあとは写真を撮る間が無くなります!! (心配しないでくださいね。教室には、着付けでお世話になっている、(株)三愛 さんのプロのカメラマンが撮って下さった写真が多数ありますから、生徒さんは教室に来られたら、ゆっくり見てください。)

この後は、認定者による技術披露「2級認定者 礼装の着物の自装」「1級認定者 振袖の着せ付け」に続き、「講師認定者 講師のおけいこ風景(講師役は言葉で説明、生徒役は留袖を着る)」合計4名の方の実技を見せていただきました。

そしてその後は、着付け師講師による提案「女子力アップ」と題し立ち居振る舞いの中で、基本的なものから、応用編まで、モデルによる実演および、全員参加で実技。

最後は、「気持ちをこめて」と題した全員参加のゲーム。 タスキ掛けをして、長い凧糸の先の小さな棒に、缶をひっかけて運ぶ・・・単純だけど、テーブル対抗になると熱くなる。楽しい時間を過ごしました。

それぞれすべての内容を考えるところから、一文字づつ原稿を作り、協力して作り上げる・・・毎年9月ごろから始まる認定式に向けたミーティング。皆本当にお疲れ様でした!! 皆の協力があってこそ、出来る認定式です。 本当に感謝です。 来年は手前から携わるスタッフが少し増えると嬉しいですね。 勿論「当日出来る事何でも言って下さい!!」という、心強い言葉にも感謝しています。

さあ、今年もやっとホッとしましたね~!! 本当に皆さんお疲れ様でした。今回も沢山得るもののあった会になったと思います。 新たな目標を掲げた人、基礎を見直すことを決めた人、足踏みしている自分に前に進むと決めた人・・・それぞれが、それぞれの目指す処に向かって、一緒に頑張りましょうね。 よろしくお願いします!!