成人式実行委員の方と・・・

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11月29日(土曜日)

こんにちは。 今日はなんだかポカポカ小春日和のようですね~ 気持ちがいいですが、これだけ日々温度差があると、体調を崩すかもしれません。皆さん気を付けてくださいね。

早いもので、もう11月も終わりです。 一年あっという間ですが・・・教室では来年一月の成人式に向けて、お稽古が加速しています!!少しでも楽にその方らしく美しく着せつけてあげれるように・・・皆必死です。

そんな矢先の今週月曜日、嬉しい事がありました。

来年1月成人式で、実行委員を務める方が、「苦しくない着付けのポイントや、立ち居振る舞いを教えて欲しいので、伺ってもいいですか?」と、嬉しい連絡をいただきました。

実は今年の成人式の最中、市の担当者の方とお話をさせていただいたんです。丁度、やっぱり具合が悪くなったお嬢さんの着物をすべて脱がせて、お直し会場に戻ったタイミングでしたから、余計私的には、テンションが上がっていました。

市の担当者が「必ず毎年具合の悪い人が出ますよね。なんででしょう? 必ず別の部屋を用意しておかないといけないんですよね~」と言われました。「着せ方が悪いんです!!」と返事をした後、考えていた事を言葉にしました。 「着せてもらう側の成人の方に苦しくならないための自己防衛の方法をお伝えしたいんです!実行委員の方に、お話してもらえませんか? 着せてもらう時に苦しくらない為のポイントを本人が知っていれば、回避できるんです。もちろんトイレの行き方等の立ち居振る舞いもお伝え出来ますから」とお願いしました。

きっとお話いただけたんだと思います。 今年電話をいただいた時、飛び上るほど嬉しかったです。

そして当日、24日の月曜日、朝から市の担当者の方と一緒に教室まで来て下さいました。

まずは教室の振袖を着ていただきました。 着ている最中に、補正の意味や紐の位置、締めなければいけない紐と、締めてはいけない紐、気を付けなければいけない結び目の位置、結んだ場所から下げてもらわなければ苦しくなる紐、帯を巻いてもらう時に必ずしないといけない事など、具合が悪くならない為の着付けのポイントをお伝えしました。 実際に着つけていきながらなので、よくわかっていただけたと思います。 本人いわく「たったこれだけの事なんですか?もっと難しくて、もっと沢山あるのかと思いました。」と・・・市の担当者の方も頷いておられましたが・・・そうなんです。そんなに難しくは無いんですが・・・ だから逆に何故?これくらいの事をちゃんと勉強してから、着せ付けをしてくれないのかと、悲しくなります。

その後鏡に映る姿を見ながら、振袖の意味、形の意味、そして、柄の意味をお伝えしました。 それは同時に振袖に込められている「想い」を知ることになります。 「すごいんですね~ 何も知りませんでした。驚きました!」と嬉しい言葉を聞かせてくれました。 担当者の方は必至で、私の話す言葉をノートに書き取って下さいましたね。

さて、いよいよ立ち居振る舞いです。 一番心配していたのは・・・きっと皆さん同じでしょうね「トイレの行き方」です。 紐を一本とクリップ(洗濯バサミでOK)を持っていると安心。とお伝えし、実際にやってみます。「あら、意外と簡単!」と声が出ました。 そうです。知っていればそんなに難しくはありません。同時に、気を付けなければいけない下着のお話もしましたね。 そして、歩き方や座り方、階段の上り下りに、車の乗り降り、など基本的な事に加え、物の拾い方や写真を撮ってもらう時の美しい立ち方、などお伝えしました。

あっという間に時間は過ぎて、お昼を回ってしまいましたが、着物を脱いだ後も、沢山お話を聞いて下さいました。

今年は出来るなら一人も着物を脱がさなくていいように! 皆が自分の人生の節目の一日を楽しく過ごせるように!! 心から願うばかりです。

24日の内容は、参加者の方がまとめて下さり、倉敷の成人式の実行委員さんが作っているフェイスブックやツイッターなどで配信されるようですので、気になる方はチェックしてみてください。 かくいう私も楽しみにしています。

なお、彩匠では、個人的に「自分も知りたい、教えて欲しい。」という方がおられましたら、大歓迎です。 ぶっちゃけてしまえば、着付け師たちのお稽古のモデルになっていただければ、着付け師も補正の勉強になりますから、一石二鳥なんです。 希望があれば、まずは電話をください。日程の調節をして、ぜひ当日自信を持って一日を過ごしていただけるよう、喜んでお手伝いをさせていただきます。

電話番号は 090-2865-4143(目黒)まで