成人式まで、あと二日!!

   

1月11日(金曜日)

こんにちは 今日はいいお天気ですね。 新年を迎えてから約10日経ちました。 彩匠の教室では、いよいよ二日後の13日に迫った、成人式の着せつけに向けてのお稽古に、皆余念がありません。 

年末には「振袖の立ち居振る舞い講習会」をさせていただきましたが、なんとその時の娘さんが、年明け電話を下さいました。 「6日の日曜に、振袖を着たいんです。着せていただけませんか?」と 飛び上がるほどうれしかったですね!! 「帰ってお母さんに着物ある?」と聞かれたそうです。 「買わなくても、お家にあるから聞いてみてご覧。」と言った私の言葉に素直に反応してくださったんです。 そして、結果は3枚も振袖があったそうです。 その一枚を着て、最上稲荷にお参りに行かれました。

  

勿論喜んで、着せ付けさせていただきました。 6日にお稽古を予定いていた3人の着付け師が、時間を少し早めてきてくれました。 そして、分担して若い身体で、お稽古をさせていただきました。(体型は一人ひとり違いますが、やっぱり若い方の体型補正と、私のように年を重ねた身体への補正は違うんです。)そして、出来上がった後、立ち居振る舞いを実際にやって復習しました。 夜には、「楽しい1日でした。本番も先生に着せて欲しいな。」と嬉しいメールをいただきました。  これぞ着付け師冥利に尽きる!! 新年早々嬉しい出来事でした。 

                  

彩匠の着付け師の願いは・・・ 毎年同じです。 

「一生で一度の成人式。 人生の大事な節目の時を楽しく過ごしてほしい。 いい思い出を沢山作って欲しい。 その為に、お手伝いさせてもらえることに感謝しつつ、民族衣装である着物の良さを知ってほしい。」

     

だから、お稽古に終着点は無いように思います。 特に、お直しの会場に出向いてゆき、しんどい思いをしている娘や息子達に出会うところから始まる彩匠の着付け師達は、自分の技術を磨くことに最善を尽くし続けると思います。 しんどいよね・・・ でも、人の人生の節目に立ち会う仕事に携わる以上・・・厳しいけど「当たり前」なのかも知れません。

今年も成人式当日 彩匠の着付け師たちは、カメラ屋さん、呉服屋さん、美容院・・・様々なところに着せ付けに伺います。 そこで沢山の新成人の方々に着せ付けをさせていただきます。 綺麗に、その方らしく、楽に着せ付けをすることにそれぞれ皆が最善を尽くすことと思います。今年は、それにプラスアルファ着物の素晴らしさを少しでもお伝えできたらいいですね。 大変だけど、この仕事の喜びを沢山感じてくれたら!とも思います。 

新成人の皆さんも、朝早い方もいらっしゃると思いますが、十分な睡眠をとって、ちゃんと食事をとって、体調を整えて13日の朝を迎えてくださいね。 お互いに協力して、思い出深い人生の節目の一日を過ごせるようにしましょうね。 

もしも、会場で困ったことがあったら、お直しの会場に行ってください。 そこには着物のプロがいてくれる筈ですからね。

さあ、着付け師の皆、ここまで自分が積み上げてきたお稽古を思い出してください。 その努力はちゃんと報われるはずです。 自信を持って出かけてくださいね。 お直しの会場でお会いしましょう。 嬉しいお話が聞けることを楽しみに、私自身も頑張ります!!