彩匠 旬をいただく会 第二弾 開催

  

4月28日(土曜日)

こんにちは いよいよゴールデンウィーク スタートですね。 お天気もよさそうで、何も予定は無いのに何故かウキウキしてしまいます。何故だろう・・・現に今もお仕事してるのに、変ですね(笑) 

彩匠では三年前に開催した「彩匠 旬をいただく会」・・・草履のスゲの先生が、お料理が得意! ということで、会席料理のお食事会をしたんです。 勿論お着物を着て、普段お稽古をしているお教室で、食事を楽しむ。というものだったんですが、これが非常に美味しくて、参加者からは「又是非開催して欲しい!!」と要望が高かったんです。 確かに、味は勿論のこと、食材選びから、器選びに、盛り付けまで、こだわり抜いたものでしたから、リクエストが多いと言うのはうなずけます。 

ただ、裏方、準備は・・・その何倍もの大変さがあって、リクエストを無視し続けてきた! と言うか、ハッキリ「もうあれは二度とやらない!!」と料理人にも、生徒さんにも言ってきたんです。 が、昨年の九月に生徒さんと料理人が、「食事会の約束」をしてしまったんです。その上、その時話に出た食材を、生徒さんが買ってきて下さって・・・開催が決定!! 

    

やると決めたら、手を抜くわけにいかず・・・ と言っても厨房があるわけではなく、いつもの教室の事務所にIHや電磁調理器、ガスコンロを持ち込んで・・・小さなシンクをいかに有効活用するか・・・ そう二人で四苦八苦しながら食材と格闘です。 ただ私は手伝うだけ、料理人は勿論一人です。 前日までに煮浸しや、スープ、コンポートなど、時間のかかる料理はあらかた下ごしらえを済まして持ち込みました。 

4月21日(土曜日)夜5名様  4月22日(日曜日)夜5名様  4月23日(月曜日)昼7名様 『彩匠 旬をいただく会 第二弾』いよいよ開催です。 三回の食事、プロなら当然全く同じものになるのでしょうが・・・ 素人の私たちは、よく言えば「日々進化」です。 

   前菜四品 (葱の焼き浸し、舞茸の煮浸し、マッシュルームのオリーブオイル漬け、ハンペンの中身は日々変化、からすみ、うるか等)

 サラダ(ホタテバター焼き、焼き葱の生ハム巻き、カルパッチョ風ドレッシングで)

お魚料理 (さわらと蛸の香り焼き、二日目からお魚はトリュフのソースになりました)

スープ(先生お得意のビシソワーズ・・・じゃが芋とたまねぎの冷製スープ)

生野菜のスティック バーニャカウダーソースで(野菜の量、1日目はとっても多くて、これでお腹いっぱいになってしまった!! 「野菜でダイエット可能ってよーくわかりました!!」との声が・・・ごめんね。。。 盛り付けも日々変化。シンプルなものの方が、扱いが難しい・・・)

 アクアパッツアとフランスパン2種(白身魚とアサリの白ワイン蒸しと言えば良いかなあ・・・ 魚介のおだしと野菜のうまみ、オリーブの塩気で、スープまでめっちゃ美味しい。フランスパンにスープをつけて綺麗にいただけます) 

竹の子と生わかめの木の芽和え(生徒さんが前日に、ご主人が沢山生わかめを頂いたので、「旬だし、迷惑でなければ使われませんか」と声をかけてくださり、急遽一品増えました。 生わかめの食感最高でした。)

 メインのステーキ(マスタードソースでさっぱりといただきました。付け合せも色々こだわっていましたが、中でも竹の子の素焼きはシンプルなのに美味しいと評判でした)

デザート(りんごのコンポート アイスクリーム添え・・・りんごコトコト4時間煮たそうです。)

平均3時間の食事会 楽しかったようです。

        21日のお客様達です。真ん中の写真の二人が、約束を取り付けた生徒さん達です。 実は息子もこのとき一緒に食事に参加させていただきました。 が、手厳しくも暖かい意見が次の日料理人に届きました。腹立たしいことも沢山あったと思いますが・・・それでも参考になったようです。 

          22日のお客様です。 この日は前回も参加してくださり二回目の方も。最初は、出来るだけ初めての方に・・・と遠慮して参加申し込みを諦めて下さっていました。 なかなか全体のことを考えてくださる事って今は少ないように思いますが、我が彩匠の生徒さん達は、いつも譲り合いの姿勢を示して下さいます。 ホントに感謝です。 日曜日で、参加申し込みが少なかったので、こちらから声をかけると、大喜びで参加して下さいました。 楽しく和やかに、一皿一皿感想を伝えてくださるので、とっても作りがいのある回でした。 何でも相乗効果って大事です。

    

 

23日のお客様です。 この回が7名と一番多くて、裏方は大変でしたね。 ただ、様々な方が参加してくださり嬉しかったです。 お稽古をしてはいるものの、ちょっとお休みしている方や彩匠皆がお世話になっているクリーニングの三井さん(前回はご自分で吊り上げた 鯛 をもってきてくださいました。)そして、学院長が出向いていってお稽古をしている「はあもにい」の生徒さん方。お昼だったので、お互い気が緩んだのか、一番長い時間をかけてのお食事でしたね。 

 今回もクタクタになった会でしたが・・・やっぱり終わってみると「やってよかったね」と言葉が出てきます。 何より参加者の皆さんが、「美味しかったよ~」と笑顔で声をかけてくださると、本当に嬉しくなります。 「こんなに沢山出てくるなんて・・・参加費安すぎませんか?」「下さるならいくらでも遠慮なくいただきますよ~」なんて会話も楽しい・・・ 「先生は本当にお料理上手ですね。どこかで習われたんですか?」なんて聞かれたら料理人の嬉しそうな顔「いえいえ自己流です」と得意満面!!やっぱり「食べる」という事は人を幸せにするんだなあ~とつくづく感じます。 そして着物で食事することになんの不都合も無い様子に、さすがだなあ!!と感動します。 やっぱり着物を「着慣れる」って大事ですね。

 そして、何より他者を思いやる生徒さんの暖かさに触れたり、ご自分はどうしても参加できないにも関わらず、食材の提供をしてくださったり、「裏方は又食べれないといけないから」と食べやすくて、元気の出るパンをわざわざ持ってきてくれたり・・・ ホントに幸せな場所だなあと、私は食事は出来ませんでしたが、幸せな気持ちでいっぱいに満たされた会でした。 参加者の皆さん有難うございました。 参加できなくても、気にかけてくださった皆さんもホントに有難うね。 又、近くで(私と料理人が喧嘩になるんじゃないかと)ハラハラしながら見守り、手助けしてくれた学院長にも感謝します。 そして何より、今回の料理人、蔭山先生 ホントにお疲れ様でした。 いつもながら口の悪い態度の悪いアシスタントでごめんなさい。 でも先生が沢山の喜びの種を彩匠に蒔いてくれている事いつも本当に感謝しています。有難うございました。 これからも宜しくお願いします。 でも私的には・・・正直言うと「次は無い」かな!?