お稽古風景 (成人式に向けて)

 

12月22日(木曜日)

ご無沙汰してます・・・ すっかり寒く、冷たくなりました。 年末が近づいたなあとひしひし感じる日々です。 写真は生徒さんの手作りリースです。 ぐっと玄関が明るくなりました。 有難うございます!!

さて、我が彩匠では、 年末を通り越し、年明け最初の大仕事「成人式の着せつけ」に向けてのお稽古が、日々熱を増しています。 着付け師が、当日の二人着付けを想定して、練習に励んでいます。 その勢いに、一級のお稽古の方も(良い意味で)巻き込まれ、「当日、私にも出来ることありますか?」と嬉しい申し出をしてくださいます。 また、倉敷市から依頼されているお直しの会場へ、朝から行ってくださる方(結構ドキドキするんですよね!)や、お孫さんの成人式の着付けを控えた方。 様々な予定ですが、皆「成人式」に向けて一生懸命です。

     

補正に始まり補正に終わる。 一人一人の体型は違います。 直線裁ちのきものを綺麗に着せるためには、茶筒のような円筒形に体型を近づけることが早道です。 「何でタオルなんか巻かれるんだろう?」と着せてもらっている方は思うと思います。 「太くなるから嫌だ」と思うかもしれません。 が、へっこんでいるところに足しているだけなので、太くはなりません。 裏を返せば、寸胴な方は・・タオルが少なくて済むということです。(着付け師としてはありがたいのですが!!) 補正の出来不出来は最終の出来を見事に左右します。 だから・・・ホントに真剣です。 

  

お孫さんの振袖の着せ付けをされる・・・一生懸命。 本当に一生懸命です。 幸せなお孫さんだなあ~とつくづく思います。 練習は大変で、夜も眠れないくらいドキドキしているのよ・・・ 今からこんなんでもつかしら・・・ とお話してくださいました。 大変なことは間違いないのですが・・・とっても幸せそうなお顔です。 何だかこちらまで幸せな気持ちになります。 頑張ってね!!

     

それぞれが、複数ある着付の会場の持ち場が決まってきて、一人着せつけに没頭する者、二人着せ付けで、ペアーと息をあわせ、手順を確認する者・・・ 皆本当に必死です。 二人でなら、15分で着せれないと。 一時間に三人着せなきゃいけないから、一人20分で仕上げないと。 それぞれの目標に向かって、いかに余分な手を省くか!! 懸命です。

         

ひとえに、新成人の皆さんに、楽に綺麗にきものを着て、一生でたった一度の成人式を楽しく幸せな時間にして欲しいから・・・ そのお手伝いが出来ることを幸せだと思えるから頑張れるんです。  だから、もしこのブログを読んでいる新成人の方がいたら・・・お願いが有ります。 どうか、前日はしっかり睡眠をとって下さい。ワクワク、ウキウキ、中には不安な方もいるかも知れませんが・・・ でも頑張って(お仕事忙しい方もいるかも知れませんね)少しでも早く休むこと、 そして、着付時間が早くても、何かお腹に入れてきてください。バナナでもドリンクでも何でも構いません。 どんなに着付け師が、頑張って着せても、体調が悪いとどうしようもありません。 緊張のあまりしんどくなったり、熱気の中できものを着ている間に、立ちくらみや貧血を起こす方がいらっしゃいます。 体調管理だけは、他人にはどうしようもありません。 成人式当日は、すごく寒い日が多いのも事実です。 どうか素敵な一日になるよう、お互いに協力しましょう。 お願いしますね!!