遅ればせながら・・・ 秋の夜長の観賞会

11月10日(木曜日)

またまたすっかりご無沙汰で・・・スミマセン 

バタバタの毎日 ホッとするのもつかの間・・・ なんて、最近一日一日大切に出来ていない気がして・・・駄目ですよね~ 気を引き締めなおして頑張ります!!

遅くなりましたが、今年もお知らせしたように「秋の夜長の観賞会」無事に終了です。 (何と一ヶ月も前の事なんて・・・ ) お恥ずかしい限りです。 

   

今年は「雪ざらし」という技法についての勉強をしました。 物を見てきた今までと比べると、ちょっと高度だったような・・・ パネルとビデオそして小千谷縮・越後上布を展示です。 

小千谷縮・越後上布は国の「重要無形文化財」に指定されています。その要件は                        

1、全て苧麻を手績みした糸を使用すること                         

2、絣模様をつける場合には、手くびりによること                     

3、地機で織ること                                       

4、しぼとりをする場合は、湯もみ、足ぶみによること                   

5、さらしは、雪晒しによること                                 という五つの要件を満たすことが求められます。一つでもかけると認定されません。今回は、その五つ目の「雪晒し」を実際に見てきたので、ビデオやパネルを使っての勉強をしました。 百聞は一見にしかづ・・・ なかなか見てきたことを上手に説明出来たかどうか・・・ 「わかりやすかったですよ」とか「楽しかったですよ」と声を聞くとホッとしますが・・・ 私的にはとっても鍛えられた会でした。 

なお、2009年には「ユネスコの無形文化遺産にも(苧麻織物生産技術)登録されている事もお伝えしておきます!!

  

勉強の後は楽しみのお食事タイムです。 毎年ですが、同じお弁当屋さんにお願いしています。「味とボリュームは任せてください!! でも・・・綺麗なお弁当というのは・・・」と言いながら毎回内容に工夫を凝らして作ってくれるのは、何と若い男の子達なんです!! いつも金額だけで後はお任せ・・・わがままなお客ですが・・・いつも大満足のお弁当です。 ありがとね~

  

食事の後は毎年恒例の、着装タイムです。 そう、展示してある着物や反物を降ろして、実際に羽織ったり身に付けてみる。 今回もとても貴重なものばかりなんですが・・・我が、彩匠に貸し出してくださる先は、了承済みです。 「当てて、羽織って良さを実感してもらってください」と贅沢な話です。 今年も何人も来てくださいましたが、初めての方は皆ビックリされますが・・・ (他所でしたら買わなきゃいけなくなるみたいですね・・・)触って、羽織ってみなければ、そのものの良さは体感できません。 見ていてわかることなんて、微々たるものですよ!!  雪晒しに共に出かけた生徒さんの感想は「着物や帯を見るとき、今までは考えたことの無かった、どんな工程で、どんな技術で、どんな方々が携わってこの物が出来上がっているのかそれを考えるようになりました。」と話してくださったのは、とってもとっても嬉しいことでした。 作る側はいつも身に付ける人を思い描いて作ります。着る側も作り手を思い描いて手に取ったり、着て欲しいなあと心底思います。 

今回も多くの方々の手をお借りして会が成立しました。 貴重な商品を快く貸し出してくださった大阪の「まるさ」さん本当に有難うございました。いつもいつも甘えっぱなしでスミマセン・・・ 会場の管理人のBさん 毎年暖かく見守り心配をして下さり、いつも暖かい言葉をかけてくださり感謝しています。 いつも幸せな気持ちになるお弁当を作ってくださる「岡山さくら弁当」の若者たち、本当に職人技です。美味しいお弁当を有難うね。 今回の内容になった「雪晒し」へ、招待してくださった新潟の問屋の常務さん、いつも本当に有難うございます。そして、新潟まで連れて行ってくださり、当日の会場の設営の手伝いまでしてくださったK先生いつも本当にご尽力いただき感謝しています。

さて、来年に向けて、会場の予約だけは済ませてきました!! 来年は何をしようか・・・ 一年て長いようで、短い・・・ アンテナをピンと張って頑張ります。