成人式 こぼれ話2

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1月29日(火曜日)

こんにちは 寒い!! 冷たい!! ただでさえそうなのに・・・ すみません寒さの増す写真です。  岡山の南部の端の今現在の映像です。 教室は倉敷なのですが・・・ 山の上にあるので、この写真より多分たくさん雪が残っているはずです。 今日はさすがにお稽古お休みでしょうか・・・ そう思っているとやって来るのが、我が彩匠の生徒さんです。 本当に皆が、熱心にお稽古をします。 頭が下がります・・・が、安全第一です。 決して無理はしないように!!

さて、成人式のこぼれ話2と題していますので・・・ 会場で出会った新成人のお話を。 

昨年は成人式朝から大雪でした。 着付けに向かう時、車から降りて建物にたどり着くその間に自分に雪が積もってゆくのを覚えています。 会場で、なれない着物を着て、はしゃぎすぎて、転んだお嬢さんを抱きあげたのを覚えています。  今年は朝はなんと暖かかったのです。 良かったなぁ~ と思っていましたが、会場に到着した11時ごろには何だかとっても寒くなっていて、雪花もチラホラ・・・  でも皆元気です。 小学校(6年生担任)や、中学校(3年生担任)の先生が来られていて、再会に黄色の声が飛び交っていました。 先生もすっかり大人になった教え子との再会に目を細めていて、見ていて何だか幸せな気分です。

 「着付け直しボランティア」と書かれたたすきが用意されているので、そのたすきをかけて、新成人の中を歩きます。

「うわぁ~ すごい!! お直ししてくれるんだ・・・  見てください、どこか変じゃないですか?」と聞いてくる子がいます。そうなんです・・・着ている本人が、綺麗なのか、着崩れてるのかわかっていない!! 全体をチェックして「大丈夫だよ」というか、崩れているところは直してあげると とっても安心した顔で、「ありがとうございました」と言ってくれます。

中には「タダなんだから見てもらわないと損だよね。早く見てよ!!」とはっきり言う子もいます。 そんな横柄な態度の子には「そうよ私もボランティアだから、強制ではない、仕事ではないのよ。 ということは嫌な人のお直しはしなくてもいいのよ」とハッキリ言います。 すると大抵の子は「そうですね・・・」と反省します。「言葉って大事。大人になったんだから、気を付けようね。」と直してあげます。 「ありがとうございました。 これから気をつけます。」と、最後は気持ちよい会話が出来るようになります。 

男の子はとってもシャイです。 恐る恐るそばに来て、「ワイなんかちょっと変な感じがするんだけど・・・」 という子は、大抵がちょっとなんてもんじゃない!! 袴が落ちてしまっていたり、胸が広がってしまっていたり・・・ 大笑いして「ちょっとじゃないじゃん。大変じゃん」と言うと ホッとした顔で、「じゃろ~ やっぱスゲー変だよな~ どうしよう直るかな~」と話してくれる。 その場で直せる子は直し、無理な子はお直しの部屋を教え行ってもらう。 男の子は直している間も話しかけてくる。 「何でこんなボランティアしてるん? 給料出るん? え~タダ働きで、僕らのためにこんなにしてくれるん・・・ いつも自分で着物着るん? 日常で着るん? すげえ~ しんどくないん?」 質問の嵐・・・ 直し終わると「ホントありがと。スゲー助かった。ありがとな サンキュー!!」と 私たちも楽しい時間だ。

やっぱり 子供たちは 失礼!! 新成人は可愛い。 まだまだ素直でまっすぐだ。 失敗もある試練もある、楽しいときばかりではないけれど、みんな皆本当に幸せになって欲しいと思う。笑顔あふれる成人式の只中に、どんな形であれ、いられることに感謝します。 若い人捨てたもんじゃないですよ。 ほとんどが、立派な新成人ですもの!!

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