各種イベント

 

3月5日(月曜日)

すっかりすっかりご無沙汰してしまいました。 もう更新されないのでは? 彩匠どうなってるの? ご心配をおかけしたかも・・・申し訳ありません。 大丈夫、彩匠はいつもと変わらず元気に日々を過ごしております。

一月は行く、二月は逃げるとは云うものの、本当にあっと言う間の二カ月でした・・・

例年通り一月には「成人式の着付け」「彩展・・・展示会」 二月には「認定式」「着付け師反省会」等の恒例行事を行い、生徒の皆さんはその間の日々もコツコツとご自身のお稽古を重ねておられます。

 

1月7日の倉敷市の成人式お直し会場にての写真です。 今年も例年通り、フォトショップや美容院、小売屋さんへ振袖の着せ付けに皆で手分けして伺いました。 私達は何人着せようが、目の前のお嬢さん一人一人、人生でたった一度の節目の装いのお手伝いをさせていただく、非常に責任ある仕事です。いつものように早朝からの着せ付けを終えて、お直し会場に駆け付けると・・・今までで一番!と思うほどごった返しているお直しのお部屋。 なんででしょうかね~ 今年はひどい着付けが本当に多かった。 「直せる」状態ではなく、「一から着せ直し」のお嬢さんが本当に多かった! 苦しい思いをしている子も多く、着物を好きになってもらいたい私達としては、何だか辛いような、腹立たしいような、とっても残念な状態でした。挙句一晩明けると「はれのひ」事件・・・ 何だかなあ~

 

1月20日~22日は恒例の展示会「彩展」開催しました!!今年も取引先の皆さんの大変な協力のおかげで、勉強になる作品が多数、必要な方はとってもいい物を手に入れる会を開催出来たのですが・・・なんと前代未聞、写真を全く撮っていませんでした! その事に気付いたのは、片付けが全部終わった瞬間。。。自分でもびっくりしてしまいました。 協力して下さったお取引先様・・・申し訳ありませんでした。 でも、会自体は盛況で、とっても楽しみながら、一人一人がしっかり勉強になった会だったと思います。ありがとうございました。

   

さて、2月の18日(日曜日)は彩匠にとって、一番大事な「認定授与式」がありました。

一年間の頑張りを皆に見てもらう会です。 それぞれの取得したお免状をいただいたり、皆の前で技術披露をしたり・・・

今年の目玉は男性のモデルを使った「男袴」の着せ付けと「花嫁」の着せ付けでした。

  

男袴練習してましたね(笑) 普段腰が曲がって(前かがみ)いるモデルの腰が伸びて、「背が高ッ!!」

 

花嫁の着せ付けは大仕事。割烹着を来て、汗をふきふき・・・でも見事な着せ付けを見せて下さいました。 男袴もスカッと着せれて、着せた方も着せてもらった方も楽しそうでした。

勿論他にも訪問着の自装を見せて下さった方の着付けも見事でしたし、今年の講師・着付け師による提案は「誂え」と題して、寸法を測る2通りの方法を詳しく勉強しました。 ゲームは「投壷」を模した遊びでしたが、汗をかくくらい皆楽しんだようです。

今年は来賓として、京都からF社長も列席していただき感謝です。 そして、寸法の勉強をする為に、ホテルのスタッフの方にモデルになっていただく・・・なんて傍若無人なお願い! それでも快く協力していただき、助けていただきました。本当にありがとうございました。 そしてスタッフの皆さんも・・・9月からの月2回のミーティングに参加して、協力していただいた方々、さらに当日だけの仕事なら手伝えます。と申し出て下さって手伝ってくれた皆さん。 美しい晴れ着に身を包みながら、こんなにテキパキと手伝ってくれる皆に本当に本当に感謝です。 ありがとね~! 沢山の人の支えがあって、彩匠は幸せだなあ~とつくづく思います。 ありがとうございました。

    

そして、一番最近は・・・ 2月25日(日曜日)の着付け師反省会です。認定式の一週間後と云う事もあって、参加人数は成人式に出向いていった人数の半分くらいでしたね。 写真の様子は反省会前の楽しいお食事風景(笑)

教室から比較的近い「バサラカフェ」さんでランチをいただきました。 思った以上に美味しく、思った以上にボリュームのあるお食事で、皆大満足でしたね。

でも、その後の反省会は・・・やっぱり厳しいものでした。 それぞれがそれぞれの持ち場で出来た事、出来なかった事、不足をこの一年でどうやって補ってゆくか。一人一人の考えを聞き、今年のお稽古方針を固めてゆく。 着付け師に必要なのは「想像力」想像力を駆使して、起こる事態にどう対処するか、どう技術を磨くのか、どんな準備をしてゆくのか。一人一人考えます。 人の経験は他人事ではない。自分の事として受け止めて、自分だったらどう対処するのか考える。 山ほど考えねばならない事があり、考えた結果行動しなければならない事がある。

「はれのひ」事件で改めて思う事は、着付け師は人生の節目のお手伝いをさせていただく仕事。 だからこそそこには大きな「責任」がある。その責任を軽視せず、その責任を果たす為に日々努力をする。 その「覚悟」が必要。そして何より、まさに人生の晴れの日のお手伝いが出来るまれにみる恵まれた幸せな仕事だと、そこに立ち会わせていただける「感謝」を持った着付け師になって欲しい。 彩匠の目指す着付け師像 又一緒に頑張ってゆく事を再確認した時間でした。

11月14日(火曜日)

すっかり、すっかり秋に・・・いいえ肌寒くなり、冬が近づいてきました。 気になりつつも、ブログの更新がすっかり遅くなり、本当にすみません。

ブログは更新出来ずとも、彩匠のお稽古は毎日続いております。 去る10月は着付け師達の更新月! 実技に筆記試験と年々厳しくなる基準をクリア―する為に、皆必死で頑張っています。

今回は毎年恒例の「秋の夜長の観賞会」の様子をお知らせします。

去る9月24日の日曜日に倉敷の「新渓園」で開催しました。 いつもは10月に開催するのですが、今年は会場の関係で9月開催となりました。 まだまだ日中は暑さも残り、日が落ちてからも暑かったですね。来年はやっぱり10月に開催したいなあ~とつくづく思いました。

     

今年の観賞会は「染め」のメーカーに協力していただきました。 今までと大きく違うのは、すでに生徒さん達が何人も持っている染め帯を作っている染屋さんに来て頂いた事です。 上記の最後の写真は、生徒さん達が普段締めている帯をお借りして展示しました。 さすが、仲良しの彩匠の生徒さん達、一目見るなり「あれッ!? この帯は~さんの帯だよね」と言葉が出てきます。

                    

季節がいつもと違うので、開場内に飾った植物もいつもとは少し違います。 グリーンが中心のしつらえになりましたが、さすが華やかな染物の作品達・・・かえって作品が引き立ちました。 と云うか、力のある作品達には、それぞれの個性はもちろんの事、輝き方も違います。一点一点目が離せません。

       

そうこうしてるうちに、早めに到着した生徒さん達が・・・説明の時間まで待つ事が出来ず、気になる作品を一点一点説明してもらっています。 そう、早い者勝ちです。 沢山の生徒さん達と一緒に説明を聞くより、自分で解るまできちんと学べるのは、やっぱり少人数ですよね(笑)

                                

そして・・・はじまりました。一点一点染屋さんの跡取りが、自社の作品について丁寧に詳しく説明してくれます。 染屋さんとは、本来は分業制。元になるところが、それぞれの職人に仕事を外注して作品を作り上げていくものなんです。 デザインを描く人、下絵を描く人、手描きなら絵描きのものとへ・・・型染めなら型紙を作る職人、その型紙を染める職人のもとへ・・・絞りなら絞りの職人のもとへ・・・ 染色した反物は蒸し屋さんへ・・・ のり等の不純物を洗い流して正反に・・・ めちゃめちゃザックリ分けてもよく分かるように、沢山の職人の元を通らなければ出来あがりません。様々な技法を駆使すればするほど沢山の職人の手を渡って出来あがるものなんです。

         

今回はその技法の一部、バティック染め、ろうけつ染め、型染めなどの道具の一部も持ってきていただき、丁寧に説明していただきました。 実際に現場で使われている道具を見せていただくのは本当に貴重な経験です。 この道具達ですら新しいものは作れなくなっている・・・頭を柔らかくして別の材料を使って作り出したりもしているようです。

今回協力して下さった西原さんの会社では、腕のいい職人を確保するため、又、若い職人を育てるために自社でビルを建てました。そして階を分けて職人さんがそれぞれの仕事をしています。 階段を上り下りすれば職人さん同士がコミュニケーションをすぐに取ることが出来ます。 ベテランさんの横で、新人さんが師匠の仕事を見て学びながら仕事を進め行きます。 これはより良い物を作り出す為に、欠かせない大切な事だとおっしゃられますが・・・ 若手が食べてゆけるように給料を払い、場所の提供をして・・・本当に大変な事だと思います。今の呉服業界の状況を考えると半端な覚悟では出来ない事です。 が、西原さんの目はキラキラ輝いていて・・・何だかこちらも元気が出てきます。 写真を見ると良く解りますが、最初は若くてイケメンの西原さんに遠慮してか、少し距離があったようですが、説明を聞いているうちに、すっかりいつもの皆に(笑)真剣そのもの、質問もバンバン飛び交い、楽しい会になりましたね。

             

予定時間を超えそうな勢いの説明を終えて、お楽しみの食事の時間です。 毎年同じ「さくら弁当」さんのお食事は、お弁当とはいえ、楽しみなお食事です。 「アラッ、器が綺麗になった」とか、「お弁当の彩が綺麗になった」とか感想は様々ですが、何より心のこもった手作りのお弁当は、美味しいんです!! 季節の食材を取り入れて、季節感を感じさせてくれますし、「秋の夜長の観賞会」を意識してくれているので、何だかちょっといい雰囲気のお弁当なんです。

はい、食べてる間は静かです(笑) 食べ終わると次々に話が始まり、あっと言う間に賑やかになりますが・・・ 何せ、皆が楽しみにしている時間はこの後なので・・・お箸の進むスピード無意識にですが速くなりますよね(笑)

                               

はい、皆で気になる着物を沢山ピンワークしてみましたね。 一枚の着物を何人もの人が着てみると・・・似合い方が人それぞれだったり、着物の雰囲気が変わったり・・・こういう事も大切な勉強です。 遠慮が無い仲間ですから、見る方も真剣。いいか悪いかハッキリと感想が聞けます。 「次はこんなの着たいわ~」とか「こんなの絶対自分じゃ選ばない・・・」「似合ってるからいいんじゃない」「私も着てみたい!!」「何にあわせたらいいかなあ?」「持ってるあの着物にその帯乗るんじゃない」なんて、様々に会話が飛び交います。仲良しだから、人の持ち物まで、しっかり頭に入っている(笑)

あっと言う間に予定の時間は来てしまい・・・「そろそろお開きにしましょうか?」との掛け声に、「先生、集合写真取りましょう!」と声をかけて下さいました。が・・・陳列していた着物や帯は全て剥ぎ取られてしまっていて・・・「バックが・・・庭でいいか」と撮った写真が以下の写真です。

 

何だか皆、満足そうな顔してますね。

今回も楽しい会を開催できて、ホッとしています。 協力して下さった皆様本当にありがとうございました。(片付けも生徒さん達が手伝ってくれるおかげで年々早くなっています。 ありがとね皆!)染屋の西原さん、間で取り持って下さる染の問屋さんから来てくれた雅史君本当にお世話になりました。 そしていつも影になり日向になり尽力して下さる蔭山先生、お疲れ様でした。 さくら弁当中村社長、「今年もよろしくね」のメール一つで、当たり前のように美味しいお弁当をありがとうございます。 そして、参加して下さった生徒の皆さん、ありがとうね。 さて、11月16,17日には京都へ行きます。 西原さんの職人さんの元へ、お邪魔する予定です。 現場に立ち、自分自身の五感で感じる事で、より多くの学びがあると思いますよ。

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9月1日(金曜日)

いよいよ今日から2学期の始まりですね。 今朝は涼しくて、まさに秋の訪れを感じました。まぁ昼間は暑いですけど(笑)

さて彩匠では夏の恒例になっている、上田紬の職人 「小山憲市さん」の個展を、今年も開催しました。 8月5日~7日の本当に暑い盛り!! 湿度の少ない長野から湿度の高い岡山に来るのは、ちょっと・・・いやかなりの勇気がいることと思います。 ありがたい事に個展も今年で3回目! 生徒さん達も小山さんにお会いするのを本当に楽しみにしています。 優しく暖かい人柄の小山さんですが、作品一点一点からもその人柄が十二分に伝わります。 あっ!最初に言っておきますが、小山さんの作品の暖かさ、力強さ、柔らかさエトセトラ・・・は残念ながら写真では伝わりません。実物を見てる者からすると、あきれるぐらいです。 写真だからなのか、作品だけだからなのか・・・

きっとそれは、小山さんの作品は「引き算」が成立してるからなんだと思います。

帯や小物そして何より「着る人」がいて初めて完成です! 衣装であるなら当たり前の事なんですが、これが非常に難しい!! でもとってもとっても大事な事なんです!

小山さんの着物を似合う人が着ると、とっても不思議な事が起こります。 粋な感じでありつつ優しい雰囲気。 かっこいいのに凄く可愛らしい。 相反するはずなのに一人の女性の中に眠っている、いろんな面を引き出してくれます。 そして見えてくるのは着ているモノではなく「お顔」です。 何だろう内面から光りだす感じがします。。。。 これは言葉で聞いても???ですよね(笑) 実際体験してみないとわからないんだと思います。 「オーバーなんだから!」そう思われても仕方ない・・・けど、体感してる方々は、日本全国沢山おられます! 現に我が彩匠でも、最高5枚小山さんの着物を持っている方がいますから・・・ これは、本当に凄い事だと思います。 それでも折角ですから写真を載せておきますね。

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見附に飾らせていただいた「付け下げ」一見大胆なようですが・・・羽織ってみるとこれが意外と着やすい!

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数点だけあった小山さんの帯。 折角なんで、着物とあわせて飾ってみました。

 

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昨年からのお約束だった「夏物」 彩匠の為にせっせと作りためて下さりお披露目でした。 「どうですか?」「まずここでの評価がとっても大事なんです!?」なんて、恐れ多い言葉に恐縮です! とってもとっても素敵でした!!私も欲しかったなあ~。軽くて優しくとっても涼やか・・・ 有りそうでない無い夏物の無地感、これは使いやすい出番の多い着物になる事間違いなしです!単衣と夏と両方着れるのも嬉しい!!

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「着物サロン」の本に掲載された作品も含め、小山さんのあったかい作品が沢山!! これだけ作りためるのがどんなに大変な事か・・・小山さんのお宅にお邪魔し、御家族にお会いし、そして仕事場にもお邪魔させてもらい、まさにどんなふうに一点一点作られているかを目の当たりにしている私には、本当に本当に感謝の言葉しかありません。 小山さん自身は勿論の事、お母様、奥様、御家族の皆様本当にありがとうございます。

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本当に時間のある時だけ・・・ ある意味奇跡の写真かも(笑) 一年間物作りに励んできた小山さんのお話は、本当に楽しく、ぐいぐい引き込まれます。 一点一点に込められた思いを聞くと、更にその作品は輝きを増す。魅力が増す。

最初は大人しくしている生徒さん達ですが・・・勿論彩匠の生徒です。 じっとなんてしていません。 はい!私と学院長にとっては戦場になります。 と言っても嬉しい喜びの多い、充実した時間。 自分自身の感性をためしながらのピンワークです。 生徒さん全てが、本当に沢山の作品を着て、あわせてみましたね。 一人2,3枚なんて可愛いものじゃない!小山さんの着物は特にピンワークしてみて、自分の一番を探しますもんね! そしてそうやって、とっかえひっかえしている姿をニコニコしながら見ている小山さん。 時には小山さんから「これを着て欲しい!」といわれる事も。 更に作り手のイメージをはるかに上回る着姿が出来あがって、本人より小山さんが喜んで下さったり! 勿論皆大興奮でしたね。 小山さんに言わせると、この時間が大事だそうで、次に作る物作りのヒントがいっぱいあるそうです。

「作り手と着る人が繋がり、着る人は自分が綺麗になれるものをみつけ、その過程が作り手の次の作品のもととなる。」

何とも贅沢で、幸せで・・・おこがましいけど、私の目標はこれです! 皆の笑顔があふれているこの空間。この輪をづっとづっと繋げていきたい・・・少しづつでいいから広げていきたい・・・ 今年も本当に暑い中で、熱い個展が出来て、皆様ありがとうございました。

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7月26日(水曜日)

今日は曇り。少し涼しい感じでホッとしますね。

去る7月17日(月曜日・祝日)彩匠ではこの時期恒例になっている、日帰りバス旅行に行ってきました。 バス旅行の行き先も毎年頭を悩ませるのですが・・・今年の行き先「作州絣工芸館」には一年以上前から決めていたのですが、今年困ったのは、「食事場所」でした(笑)

そもそも「暑い時期に着物を着て出かける会」なので、出かける先も食事場所も色々制限があります。 少しでも涼しい場所で、参加者全員が楽しめる場所、更にただ楽しいだけではなく、少し学べる事があるとなお良いかな!?年齢もバラバラなので、あまり歩くのは感心しません。 食事も15名ぐらいが皆一緒に食べれて(予約が可能)、やっぱり綺麗なところで、落ち着けるところ、雰囲気のあるところで、勿論美味しいのは言うまでもありませんし、お腹いっぱいになるとこ(笑)など、数え上げたらきりがありません。 頭を悩ませて行き先を探す・・・毎年の事なんですけどね!

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今年も17名の参加者で出かける事が出来ました。 19人乗りのバスはほぼ満席です!! 最初はなかなか参加者が増えず、全てを割り勘にする彩匠のシステムでは、参加者が少ないと、一人一人の費用が大きくなってしまいます。。。 わかっている生徒さんは、予定を調整してくれたり、御家族に声をかけてくれたりと助けてくれて、予定の予算で行けました!ありがとね!

朝九時半に教室に集合して、バスに乗り込みました。 「うまく帯が結べてない!」とか、「着付け師さんチェックして~!」とかそれぞれが好きな事を云って集まってくる姿に、バスの運転手さんも笑っておられました。

予定時間ぴったりに走りだしたバス。 朝から皆元気です。 途中で一度休憩をしたもののスムーズに走る道中、気になっていた雨が降り始めました。 「わー、結構降ってきちゃった!」と心配をしている人もいましたが、我らが彩匠には強力な晴れ女が数名! 案の上食事会場に着いた時には、雨は上がり晴れ間が出ていました。

食事場所は今回一番苦労して捜したところでした。 「和洋ダイニング ふれえばあ」さんです。 完全予約制のお店ですが、和洋折衷なんとピザまで、なんでも希望通りに作って下さいます。 5月に下見を兼ねて、お邪魔させていただきました。お食事の美味しさもですが、御主人と奥様の人柄に触れ、その日にお願いすることを決めて帰りました。

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当日は小学2年生の女の子も参加してくれました。子供用のお食事の打ち合わせに電話を入れたところ、「アレルギーのある無し、嫌いなもの、好きなもの教えてください。希望どおりに作ります。」と言って下さり、確認。「アレルギーはなし、海老は嫌い、女の子なので、見栄えの良いモノを!」と返事をいただきました。 『見栄えのいいもの』これって、かえって難しいリクエストだなあ~と思い連絡をしましたが、「ハイ、わかりました。」と。

少し早目に着いたものの、気持ちよく涼しい店内に招き入れて下さり、まず目に入ったのが、魚の形の大皿に盛られた、可愛く美味しそうなお食事。「わあ!!」と歓声を上げたのは子供さんだけでは無かったですね。 大人の食事はお弁当形式。ふたが閉まっている為に中は見れません。 ただ、皆がふたを取るのをワクワクして待っていたのは間違いなかったですね(笑)おりの中の和洋折衷のお料理に加え、もう一皿・・・アツアツの鳥のトマトソース煮!? それだけでもお腹いっぱいなのに、更にデザートが出てきます。それもフレンチトーストにアイスクリームに果物!! 「あ~!食べきれない。」「もう今晩食事いらない!!」とか様々な言葉が飛び交っていましたが・・・美味しかった事は言うまでもありません。 女の子も「極楽~!!」なんて言って皆を笑わせていました。「ふれえばあ」さん 本当にありがとうございました。 お世話になりました!!

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重たいお腹を抱えながら、いよいよ本日のメイン会場「作州絣工芸館」へ到着です。 暑い中講師をお願いしていた、「日名川茂美」先生が迎えに出て下さり、会場へ案内して下さいました。 昨年の5月にふっと思いついて寄ったこの作州絣工芸館。 忙しい日名川先生に偶然にもお会いでき、お話を聞く事が出来ました。 作州絣は残念なことに一度途絶えてしまった織り物です。 それを見事復活させたのが日名川先生です。 そんな日名川先生のお話を聞くうちに、どうしても直接うちの生徒さん達にお話をしていただきたくて・・・その場で一年以上先のお願いをして、日時も決めて帰ったんです。

帰ってきてからある生徒さんが言いました。「あの日名川先生の穏やかな雰囲気に、とっても惹かれました!」って。本当に穏やかで優しい物腰の先生です。 その先生が、作州絣の歴史や、先生との関わり、先生が復興することになった経緯や思い、その方法。そして、二度と途絶えさせないための体制について、お話をして下さいました。 先生の真摯な思いや、熱い思いが胸に迫ってきます。

そして、作州絣の柄や絣を作る技法、作製工程なども、実物を見せていただきながら勉強させていただきました。 「ここまではお見せする事はないんですけど・・・技術盗まないでくださいね~」なんて冗談を交えながら、絣の柄を作るための糸の括りまでみせて下さいました。

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続いて、奥の間に移動して、「綿繰り」(綿の繊維と種を分ける)の体験をさせていただきました。 綿を見た事がある方は多いと思いますが、その種を取り出そうとすると・・・大切なものを全力で守っている事がよくわかります。 繊維にしっかりとくるまれていて、力任せに繊維を引っ張ってもなかなか種を取り分ける事は出来ないんです。 が、二本の木の棒でこすり取るような構造のこの道具を使うと、簡単に繊維と種を分ける事が出来ます。 私が初めてこの道具を見て、使い方を見せてもらった時の驚きは忘れる事はありませんし、見るたびに「すごいな~!!」と感心します。 皆も「えぇ~!!凄い!!」と言いながら体験してましたね。

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続いて体験させていただいたのは「糸紡ぎ」でした。 ハイ「糸車」です。 今回は私にとってもこれが一番の驚きと学びでした。 糸車の映像はきっと子供の時の国語の教科書に載っていた「タヌキの糸車」だと思います。 が、この糸車でどんな作業が行われているのか・・・全くわかっていませんでした。 「大きな糸車に糸が巻き取られているのかな・・・」なんてぼんやり思っていました。「よくそう言われるのよ~」と優しく笑いながら日名川先生が説明しながらみせて下さいました。

左手に繊維だけになり、下処理を済ませた綿の繊維を持ち、糸をその上に乗せます。「左手に力は入れなくていいからね。」右手で糸車をユックリ回します。すると・・・糸に繊維が巻きついて、糸状になった繊維がするすると出てゆきます。「えっつ! 綿の繊維ってあんな風に自然に繋がっていくものなの!?」驚きでした。 一定の長さになると左手の中にある、繊維の塊と糸状になっているモノの境を指で押さえ、更にユックリ糸車を回します。「なんで?」「これで引っ張り出した糸状になったモノに撚りがかかります。これで糸になります。」「お~!!」感嘆の声が漏れます。 更に少し緩めた後で、左手を糸車に近付けながら作り上げた糸を巻き取ってゆきます!! なんと複雑な工程が行われていた事か・・・驚きすぎて言葉が出ません。

一見糸車をくるくる回しているように見える間に「繊維から糸を紡ぎだし」「紡ぎ出したものに撚りをかけ糸にする」「そして次の工程で使いやすいように糸を巻き取る」こんな複雑な工程をこなしているという事です。「糸の太さ」「糸の硬さ」「糸の均一さ」「糸の強さ」全てもこの工程で決まる! 人の感覚の凄さに圧倒されます。 そして、座布団の下には道具と一帯になっている板があった事に気付きましたかね。 それぞれの道具にちゃんとありますが、自然に自分の身体で道具を押さえ、動かないように作業しやすいように作られています。 先人の知恵の深さや繊細さに感動します。

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最後は少し場所を移動して、コースター作りです。 一人に一つ卓上の機織り機を用意していただき、好きな色の糸を選んで、黙々とコースターを織りあげます。皆本当に真剣です。一人一人打ち込みの強さが違うので織りあがるスピードはまちまちです。お嬢さんも一生懸命自分のセンスで糸の色を変えながら織っていました。 卓上の小さな機織り機ですが、機の構造はよくわかります。いい勉強になりましたね! 一人一人自分のデザインで、世界に一つだけのコースターの出来上がりです。 最後はお世話になった方皆さんと一緒に記念撮影をしました。日名川先生本当にお世話になりました。 楽しかった一日はあっという間に過ぎてしまいましたね。 参加者の皆さんを始め、旅行会社の方、バスの運転手さん ふれえばあの御夫婦、そして何より日名川先生を始め作州絣保存会の皆さま、本当にお世話になりました。 ありがとうございました。

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7月25日(火曜日)

こんにちは、昨日に続いての投稿です。 やっと今月の(7月)内容に追いつきました(笑)お恥ずかしい限りです・・・

毎年恒例、7月の第一土曜と日曜は「ゆかた無料講習会」の日です。もう何年続いていますかね!? 何年も続けて参加して下さっている方や、いつの間にかお嬢さんが大きくなって、お嬢さんも一緒に参加されてる方も・・・嬉しいですねぇ~!

今年は7月1日(土曜日)と2日(日曜日)の二日間。共に午前の部と午後の部があるので、合計4回開催しました。 申し訳ない事に私が日曜日から出張に出たので、写真が撮れたのは土曜日だけでした・・・

二日間別々の講師の先生が数人で参加者に教えてくださいました。一日目の講師役の3人は、実は着付け師でもあり、着付け師の講義の時間にそれそれ自分の浴衣を縫いました。 その縫いあげた浴衣を着て、講師をして下さいました。二日目の講師役のお二人は、彩匠の中ではベテランさん。学院長も安心して講習を見ていたようです。

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今回は、親子さんや、お友達の方が一緒に参加して下さいました。勿論教室で「はじめまして」の方の方が多いのですが、皆和気あいあい、楽しく真剣に取り組んでいただきました。 写真には撮れませんが、補正の大切さ・・・お洋服だって整えますものね!? 補正によって、着心地良く美しい着姿になる事、体感していただけたと思います。 そして、「浴衣ぐらいは着れますよ!」と良く耳にする言葉ですが、私たちから言わせると、「浴衣が綺麗に着れるなら、着物はもっと綺麗に着れます!」って事も感じてもらえたかな?そして、浴衣の楽しみ、自分らしい帯結び、結びのアレンジも少しづつ覚えてもらえたかな?と思います。 写真で改めてみると、皆さん2~3時間の講習で、綺麗に着れてますね!! 全く初めて自分で着ました。って方もおられましたが、どの方が「初めて着た方」なのかわかりませんよね。 それぞれが、自分に合った補正や、襟元、帯の高さや、帯結びの大きさや、結び。お伝え出来たかな~。

彩匠の目的は「着物好きな方を増やす事。着物を沢山の方に来ていただく事。」です。暑いですが、夏の浴衣は着物に比べて、着る方も多いと思います。 沢山の中でもきらりと光り、ご自分では着心地の良い浴衣姿でいて下さったら!!と思います。

個人的に教えて欲しい方や、着せて欲しい方、もしいらっしゃいましたら、喜んでお手伝いさせていただきますから、遠慮なく086-463-7315まで連絡下さい。

彩匠カレンダー

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