お出掛け

8月31日(金曜日)

今現在も夕立なのか、何なのか解らない大粒の雨が、たたきつけるように降っています。 いきなり降ってはパッと上がって日が差す。 少し経つと又たたきつけるような雨・・・雷もチラホラ。 何だかここのところ、ほぼ毎日 日本のどこかで、水害があり被害を受ける方々が居る・・・ 地球はどうなってしまっているのでしょう。。。 私達はちっぽけな存在で・・・だからこそ助け合うしかないんですね。頑張りましょう。

今年の彩匠の夏は・・・初めての事ばかりでした。7月頭の西日本豪雨災害で、まずは予定していた恒例の「ゆかた無料講習会」を延期。 延期したものの、その延期した二日のうち一日は更に台風の直撃日で、結局中止になりました。 そして夏に毎年楽しみにしている「日帰りバス旅行」も今年は中止。楽しみに待っていて下さった受け入れ先も、「次の機会には是非!!」と暖かい言葉をいただけて・・・感謝です。 来年に延期の予定にしています。

今まで、彩匠には「晴れ女」が多いせいか、道中雨が降っても目的地につくと晴れる! なんて経験を重ねてきたので、何だか意気消沈していました。

が・・・ 実は二年越しの計画が8月にあったんです。「新潟県 小千谷」へ着物と帯の工房見学旅行です。 二年前に私が一人でお邪魔させていただき、「是非生徒さんを連れて行きたい!!」と願ったものの、新潟となると一泊では難しく・・・二泊三日の予定になる為、生徒さんの段取りもあります! それでも二年越しの計画が実り、合計6名で新潟へ出かけました。

8月8日~10日の二泊三日。実は8日には台風が新潟に向かって来ていて・・・「台風連れてくるんですか?」なんて担当者にからかわれたり・・・前は「絶対大丈夫!」と言えたのですが、今回は何だか不安になりながらも・・・結局ばっちりいいお天気でしたけどね(笑)

  

岡山から東京へ、東京で上越新幹線に乗り換えて「越後湯沢駅」へ お迎えのメンバーと合流し、早速名物「へぎそば」をいただきました。 彩匠のお出かけは、皆実費です。 「世の中タダより怖い物は無い!」当然実費。なので計画立てる時には、費用の計算は頭を悩ませる処です。が、今回参加のメンバーからは「御当地の美味しい物を食べる事」と「温泉に入る事」は必ずお願いします!と釘を刺されていました(笑) なので、まずは「へぎそば」を堪能です。 お昼を新潟で食べる為に、早目の新幹線で着たんですものね~。途中お腹が減った人も我慢して・・・ 布海苔を使って作られている為、普通のお蕎麦より緑がかった色で、つるつるしています。 やっぱり分量は多いんです。最後は目を白黒させながら頑張って食べていました。

続いて本日は「塩沢紬会館」へお邪魔しました。 作り手の工房へお邪魔する前に、全体の工程をおさらいするにはとってもいいところです。 何事も準備が大事です。 じゃないと折角の機会でも、得損なう事が出てきますからね。

 

意外な事に、実物のお蚕さんを見るのは初めて!と言う人もいましたね。最初は気持ち悪かったお蚕さんも、時間がたつと・・・(三時間以上居ましたからね。)「何だかとっても可愛くなりました!」「ひんやりしてる・・・可愛い!!」と言う声が飛び交いました。

                  

そんなに広くはない会館でしたが・・・会館の中は学ぶべきものがいっぱいです!!

                    

会館の方が一通り説明をして下さいました。 皆興味深々。どんどん食いついていきます。 実物を目の前に見ながらの説明は解りやすくて頭に残ります。

ただし・・・一通りの説明が終わってからが、彩匠のメンバーの本領発揮です。 更に詳しく掘り下げた質問を繰り出し、説明の無かった物を更に聞く。納得できるまで何度でも!!

             

きっと会館の方は非常に疲れたと思います。 実は機織りの体験もできますよ~!と言われていたにも拘らず・・・ずっとそれぞれが質問をして勉強していました。会館の方が答えられない事もあったりするくらい、突っ込んだ内容でした。明日からに備えて準備がばっちり出来ましたね。

 

二日目の朝。 ゆっくり湯沢温泉につかった皆。「美人になったでしょ~!」と言い合いながら、まずはお世話になる老舗中の老舗の地方問屋さんへ。なかなか見る事出来ない物ばかり・・・その中でも彩匠のメンバーが真っ先に手に取るのは間違いなく最高級品!! 「流石ですよね~!お目が高い!!」と言われて・・・「目は肥えてます! とっても手は出ませんけど。」そしてここからが彩匠です。「手は出ませんが、触らせていただいてもいいですか?」「勿論どうぞ~!!」 と許可をいただき・・・その後は感嘆の嵐でしたね・・・

絶滅に瀕している地方の紬も沢山ある事にビックリ! 本当に凄い問屋さんです。 勿論予定時間を超えて、気になる物のピンワークもばっちり済ませ、移動です。

そう、いよいよ職人さんの工房へ。 まずは 越後おぐに「高三織物」さんへ

                              

ここの地下水を使わないと出来ない柿渋染、ここで開発された松煙染めでしか出来ない絣織り、更には昔から本当に大切にされてきた木羽定規から作り出される柄・・・ 生活と密着している物作りの素晴らしさは圧巻です。 御家族で、大事に大事に作られている作品は、一点一点本当に味があり、力があり、暖かさがあり、語りかけてくるようです。作られている職人さんの人柄がにじみ出てくる作品達です。 沢山学び、沢山のおもてなしをいただき、勿論、沢山の作品をピンワークさせていただき・・・本当にこの場を離れがたい・・・充実した幸福な時間を過ごさせていただきました。

二日目の宿泊は・・・この旅の楽しみの一つでもありました。 国の登録有形文化財の建物が宿泊先だったんです。 「松之山温泉」日本の三大薬湯の一つでもありました。 宮大工さんが手がけたお部屋は、一つ一つこだわりがあり、素晴らしいお部屋でした。

             

今まで泊ったどの部屋よりここが一番素敵~!! と写真を沢山撮っていましたね~。 古い建物で、勿論歩くとギシギシ言いますが・・・でも、職人さんのお仕事って本当に凄い!! 感動もののお宿でした。

そしていよいよ最終日。 今日向かうのは、独学で織りを学び、そして御自分で新しい織りの組織を考えだし、作品を作り上げている。「織田工房」さんです。

                

「開発した企業秘密の織り方は見せられませんけど・・・ 織りの様子見ますか?」と機場に案内して下さり、織りと言うより編みに近い実演を見せていただきました・・・ なんて繊細、緻密、根気のいる作業。

独学だからこそ常識にとらわれない物作りが出来る彼には、何より熱い思いがあります。 だからこそなんでしょうね・・・彼の物づくりの為に必要な糸「こうぞ」の原料である植物を、御近所30人以上のおじいちゃま、おばあちゃまが探して来て下さるそうです。そして、更にその思いが、彼を次の物造りに真摯に向かわせるのでしょう・・・ 古典落語にほれ込み、それを残すことにも真剣に向き合っている若き作り手の作品には、暖かさと同時に筋の通った力強さがあります。ここでも予定時間をはるかに超えて・・・ さんざんお話をさせていただき、作品をがっつり観賞、ピンワークさせていただき、後ろ髪を引かれながら、お別れしました。

「美味しい物」「御当地の名物」さんざん食べてきた三日目の最後の食事・・・ 「何だか・・・ジャンクフードが食べたいかも・・・」「はあっ?」と言いながら担当者が「食事はした事無いんですけど・・・」と恐る恐る連れて行ってくれたのは・・・ 果物屋さんが経営しているお店・・・ ものすごく沢山の和洋中のメニューがありましたが・・・皆が大喜びして頼んだのは「パンケーキ」でした(笑) 見よ、この嬉しそうな顔!!

   

食べてる写真で始まり、食べてる写真で終わるところが、らしいというか、なんというか(笑)ですが。 様々な事を沢山沢山学び、経験した二泊三日の新潟旅行でしたね。 二年越し、あきらめずに待っていて下さった、担当者の皆さん、職人の皆様に、本当に感謝しています。 職人さんの仕事の邪魔をしているのは重々承知の上で、それでも現場にいって欲しいのは、その場に行かなければ学べない事、気付けない事が間違いなくあるからです。 「五感で目いっぱい感じる事の凄さ、大切さ、幸せさ」沢山感じてくれたことと思います。 本当に充実した三日間でしたね。

勿論この後、越後湯沢駅で、大量のお土産を買い込んだのは言うまでもありません。 そして「新潟って、意外と近いよね~」との結論に至ったメンバー達。 次来た時に食べるパンケーキのメニュー決めてたもんね~。 次は・・・お誘いもある事だし、考えますね!!

 

 

 

5月1日(火曜日)

ひとつ前の投稿は「3月になりました」なのに、もう5月になってしまいました・・・なんだか今年は特にあっという間に日々が過ぎてゆきます。恐ろしい事です!

暖かくなったり寒くなったり、まさに三寒四温の日々を超えて・・・とうとう今年も「夏日」なんて言葉を聞く日々になりました。寒いのは嫌ですが、あまり早く暑くならないで欲しい。なんて勝手なことを思っているのは私だけでしょうか(笑)

かくいう今日までの間に彩匠での大きな催時は二つありました。

一つ目は3月11日(日曜日)のキモノジャックに参加。

二つ目は4月1日(日曜日)のお花見の会です。

まずはキモノジャックの様子から・・・

          

今回のキモノジャックは前回までと違い、二度の集合場所は同じ所でした。 美観地区の中央にこんな処が・・・と思うくらい静かで風情のある「くらしき宵待ちGARDEN」さんの竹林へ。暗くなるとライトアップされる竹林は表情を一変させるようです。

でもひとまず、明るい16:00の集合時間での様子です。 吹き渡る風が心地よく、竹の葉のこすれあうサラサラという音が更に心地よさを増します。少し傾いてきた日差しもムード作りに一役かってくれていましたね。

実は、カフェがあるんです。 「パーラー果物小町」さんのお庭と言っても言い過ぎでない竹林。ゆったりとした・・・いえ、ちょっとまったりとした心地よさを感じるこの場所で、美味しいスイーツ!!惹かれない訳ないんです・・・が、この後ディナーの予約をしている彩匠メンバー、今回はグッとグッと我慢しましたね。

時間まで、美観地区内を皆で散策。で、予約していた倉敷フレンチの「プルミエ」さんへ

          

はいはい、まさに倉敷フレンチ! 旬の地元食材をふんだんに使って作られたお料理、とってもとっても美味しかったですね~!! その上メインも実はお魚と、牛肉、鴨肉の三種類から選ばせて頂き、(勿論人のお皿も気になりつつ・・・)ちょっと贅沢なお食事を堪能させていただきました。 わかりやすいのなんの、お食事が運ばれてくると、とっても静かになります。お皿がカラになると、とたんに賑やかなおしゃべりが始まる(笑)皆元気です!!

さていよいよ2回目の集合時間

        

明るかった時とは雰囲気が一変!! もっと上手に写真が撮れたらあの幻想的な雰囲気が伝えられるのに・・・ちょっと残念です。 さすがに少し肌寒くなっていましたが、趣のある竹林にて集合写真を撮り、思い思いに写真を撮り合い、食事から参加してくれた、イケメンボーイもちょっとドキドキしながらお母さんと一緒に参加してくれました。やっぱり着物姿って、いいですね~!! キモノジャックいい機会を利用させていただいてます!!

続いては彩匠恒例の「お花見の会」についてです。

                      

4月1日日曜日。快晴。そして・・・彩匠のお花見何年かぶりの「超満開」まさにお花見日和の一日でしたね。 今年は久しぶりに足守の近水公園へ行ってきました。ここはなんといっても桜が近い!! 目線で桜の花が見れるところはなかなかありません。 地元では「桜土手」と呼ばれる道はまさに桜のトンネルの中を歩いているようです! そして着物姿の映える事!! 以前お邪魔した時と比べると、木が歳をとったのだなあ~と感じるものもありましたが、若木も植えられていて、すくすくと成長している姿はなんだかほほえましいものがありました!! 当日は皆で「凄い人」だろうから覚悟しないと・・・焼き肉の匂いで凄いかもよ・・・なんて話していましたが、なんと「穴場」なんでしょうか?人も少なく、バーベキューしてる方もなく、ゆっくりと桜を堪能出来ました。

ワイワイ散策していたら、当然お腹が空きます。

   

食事の段取りは抜かりなく!! 足守に比較的最近できた「ピッコロテラス」さんにお願いしてありました。 小さなお店ですので、3つ程のテーブルにわかれて座らなければならなかったのはちょっと残念でしたが、心のこもった温かい手の込んだ料理が運ばれてきました。ランチだけでお腹いっぱい!!ですが、続いて出てきたデザートにビックリでした。 お店でユックリさせてもらったものの、お店を出た時の皆の感想は「お腹がはちきれそう!!」でしたね。 沢山食べたから、沢山散策出来たのでしょうね・・・

今年のお花見はこの後が長かった!! そして、凄く沢山歩きましたね。

                                            

食事前は近水公園の脇の桜土手を歩きましたが、食事後は近水公園の正面から入り、公園の奥に植えられている「しだれ桜」の元まで散策。 あれだけお腹いっぱい。食べ物の事なんて考えられない。と言っていたはずなのに・・・八重の綺麗な桜を見て「あっ!!桜餅や、桜茶に使われる桜はこんな感じですよね~!!」「ほんとそうそう。桜餅、桜茶、美味しいよね~」「桜餅食べたくなった!」

着物姿の集団。それでなくても目立つんですが・・・周囲の方々はきっと安心された事でしょう。「楚々として、しとやかに、お上品に・・・」勿論そういう一面もあるのはあるんですけどね!

そして、極めつけが、集合写真を撮ろうと集まってきて、

「桜の妖精のように撮って下さいね!」はい、これだけでも笑えますが、続いて、

「妖精になれるかな!?座敷わらしみたいに写ったらどうしよう!?」

写真を撮る為に、場所を明けて下さった方を始め、周囲の方々の肩が震えていましたね。

そしてここからが長かった・・・

                                

写真は「侍屋敷」のモノのみですが・・・ そう、足守は歴史にあふれた街なんです。 足守藩の藩主は豊臣秀吉の正室ねねさん「北の政所」さんの実のお兄さんなんです。なので、ねねさんゆかりの品々も沢山残されていて・・・ そもそも今の近水公園もお殿様のお庭でした。木下利玄生家(殿様)(元は杉原姓なので、木下姓も秀吉から賜ったもの。)に始まり、武家屋敷や、その時代の豪商の屋敷(藤田千年冶邸・醤油蔵)などを始め学ぼうと思えば、学べる歴史がいっぱい町中に点在しています。

折角来たのだから・・・侍屋敷ではガイドさんに説明してもらい、その説明を聞いている皆の顔は先ほどまでとはうって変って・・・皆本当に何事においても勉強熱心なんだと感心しました。そして、ハイ歩いた歩いた・・・皆は知らないので、どこまでかなあ~と思って歩くのでしょうが、私はよく知っているので、「本当に行くの?結構距離あるよ・・・」と言いながら、しっかり歩いて、歴史の勉強をさせてもらった今年のお花見の会でした。

そうよ「お花見の会」だったはず・・・ でも、素敵な春の一日でしたね。日に焼けたかも!!

 

3月5日(月曜日)

すっかりすっかりご無沙汰してしまいました。 もう更新されないのでは? 彩匠どうなってるの? ご心配をおかけしたかも・・・申し訳ありません。 大丈夫、彩匠はいつもと変わらず元気に日々を過ごしております。

一月は行く、二月は逃げるとは云うものの、本当にあっと言う間の二カ月でした・・・

例年通り一月には「成人式の着付け」「彩展・・・展示会」 二月には「認定式」「着付け師反省会」等の恒例行事を行い、生徒の皆さんはその間の日々もコツコツとご自身のお稽古を重ねておられます。

 

1月7日の倉敷市の成人式お直し会場にての写真です。 今年も例年通り、フォトショップや美容院、小売屋さんへ振袖の着せ付けに皆で手分けして伺いました。 私達は何人着せようが、目の前のお嬢さん一人一人、人生でたった一度の節目の装いのお手伝いをさせていただく、非常に責任ある仕事です。いつものように早朝からの着せ付けを終えて、お直し会場に駆け付けると・・・今までで一番!と思うほどごった返しているお直しのお部屋。 なんででしょうかね~ 今年はひどい着付けが本当に多かった。 「直せる」状態ではなく、「一から着せ直し」のお嬢さんが本当に多かった! 苦しい思いをしている子も多く、着物を好きになってもらいたい私達としては、何だか辛いような、腹立たしいような、とっても残念な状態でした。挙句一晩明けると「はれのひ」事件・・・ 何だかなあ~

 

1月20日~22日は恒例の展示会「彩展」開催しました!!今年も取引先の皆さんの大変な協力のおかげで、勉強になる作品が多数、必要な方はとってもいい物を手に入れる会を開催出来たのですが・・・なんと前代未聞、写真を全く撮っていませんでした! その事に気付いたのは、片付けが全部終わった瞬間。。。自分でもびっくりしてしまいました。 協力して下さったお取引先様・・・申し訳ありませんでした。 でも、会自体は盛況で、とっても楽しみながら、一人一人がしっかり勉強になった会だったと思います。ありがとうございました。

   

さて、2月の18日(日曜日)は彩匠にとって、一番大事な「認定授与式」がありました。

一年間の頑張りを皆に見てもらう会です。 それぞれの取得したお免状をいただいたり、皆の前で技術披露をしたり・・・

今年の目玉は男性のモデルを使った「男袴」の着せ付けと「花嫁」の着せ付けでした。

  

男袴練習してましたね(笑) 普段腰が曲がって(前かがみ)いるモデルの腰が伸びて、「背が高ッ!!」

 

花嫁の着せ付けは大仕事。割烹着を来て、汗をふきふき・・・でも見事な着せ付けを見せて下さいました。 男袴もスカッと着せれて、着せた方も着せてもらった方も楽しそうでした。

勿論他にも訪問着の自装を見せて下さった方の着付けも見事でしたし、今年の講師・着付け師による提案は「誂え」と題して、寸法を測る2通りの方法を詳しく勉強しました。 ゲームは「投壷」を模した遊びでしたが、汗をかくくらい皆楽しんだようです。

今年は来賓として、京都からF社長も列席していただき感謝です。 そして、寸法の勉強をする為に、ホテルのスタッフの方にモデルになっていただく・・・なんて傍若無人なお願い! それでも快く協力していただき、助けていただきました。本当にありがとうございました。 そしてスタッフの皆さんも・・・9月からの月2回のミーティングに参加して、協力していただいた方々、さらに当日だけの仕事なら手伝えます。と申し出て下さって手伝ってくれた皆さん。 美しい晴れ着に身を包みながら、こんなにテキパキと手伝ってくれる皆に本当に本当に感謝です。 ありがとね~! 沢山の人の支えがあって、彩匠は幸せだなあ~とつくづく思います。 ありがとうございました。

    

そして、一番最近は・・・ 2月25日(日曜日)の着付け師反省会です。認定式の一週間後と云う事もあって、参加人数は成人式に出向いていった人数の半分くらいでしたね。 写真の様子は反省会前の楽しいお食事風景(笑)

教室から比較的近い「バサラカフェ」さんでランチをいただきました。 思った以上に美味しく、思った以上にボリュームのあるお食事で、皆大満足でしたね。

でも、その後の反省会は・・・やっぱり厳しいものでした。 それぞれがそれぞれの持ち場で出来た事、出来なかった事、不足をこの一年でどうやって補ってゆくか。一人一人の考えを聞き、今年のお稽古方針を固めてゆく。 着付け師に必要なのは「想像力」想像力を駆使して、起こる事態にどう対処するか、どう技術を磨くのか、どんな準備をしてゆくのか。一人一人考えます。 人の経験は他人事ではない。自分の事として受け止めて、自分だったらどう対処するのか考える。 山ほど考えねばならない事があり、考えた結果行動しなければならない事がある。

「はれのひ」事件で改めて思う事は、着付け師は人生の節目のお手伝いをさせていただく仕事。 だからこそそこには大きな「責任」がある。その責任を軽視せず、その責任を果たす為に日々努力をする。 その「覚悟」が必要。そして何より、まさに人生の晴れの日のお手伝いが出来るまれにみる恵まれた幸せな仕事だと、そこに立ち会わせていただける「感謝」を持った着付け師になって欲しい。 彩匠の目指す着付け師像 又一緒に頑張ってゆく事を再確認した時間でした。

11月14日(火曜日)

すっかり、すっかり秋に・・・いいえ肌寒くなり、冬が近づいてきました。 気になりつつも、ブログの更新がすっかり遅くなり、本当にすみません。

ブログは更新出来ずとも、彩匠のお稽古は毎日続いております。 去る10月は着付け師達の更新月! 実技に筆記試験と年々厳しくなる基準をクリア―する為に、皆必死で頑張っています。

今回は毎年恒例の「秋の夜長の観賞会」の様子をお知らせします。

去る9月24日の日曜日に倉敷の「新渓園」で開催しました。 いつもは10月に開催するのですが、今年は会場の関係で9月開催となりました。 まだまだ日中は暑さも残り、日が落ちてからも暑かったですね。来年はやっぱり10月に開催したいなあ~とつくづく思いました。

     

今年の観賞会は「染め」のメーカーに協力していただきました。 今までと大きく違うのは、すでに生徒さん達が何人も持っている染め帯を作っている染屋さんに来て頂いた事です。 上記の最後の写真は、生徒さん達が普段締めている帯をお借りして展示しました。 さすが、仲良しの彩匠の生徒さん達、一目見るなり「あれッ!? この帯は~さんの帯だよね」と言葉が出てきます。

                    

季節がいつもと違うので、開場内に飾った植物もいつもとは少し違います。 グリーンが中心のしつらえになりましたが、さすが華やかな染物の作品達・・・かえって作品が引き立ちました。 と云うか、力のある作品達には、それぞれの個性はもちろんの事、輝き方も違います。一点一点目が離せません。

       

そうこうしてるうちに、早めに到着した生徒さん達が・・・説明の時間まで待つ事が出来ず、気になる作品を一点一点説明してもらっています。 そう、早い者勝ちです。 沢山の生徒さん達と一緒に説明を聞くより、自分で解るまできちんと学べるのは、やっぱり少人数ですよね(笑)

                                

そして・・・はじまりました。一点一点染屋さんの跡取りが、自社の作品について丁寧に詳しく説明してくれます。 染屋さんとは、本来は分業制。元になるところが、それぞれの職人に仕事を外注して作品を作り上げていくものなんです。 デザインを描く人、下絵を描く人、手描きなら絵描きのものとへ・・・型染めなら型紙を作る職人、その型紙を染める職人のもとへ・・・絞りなら絞りの職人のもとへ・・・ 染色した反物は蒸し屋さんへ・・・ のり等の不純物を洗い流して正反に・・・ めちゃめちゃザックリ分けてもよく分かるように、沢山の職人の元を通らなければ出来あがりません。様々な技法を駆使すればするほど沢山の職人の手を渡って出来あがるものなんです。

         

今回はその技法の一部、バティック染め、ろうけつ染め、型染めなどの道具の一部も持ってきていただき、丁寧に説明していただきました。 実際に現場で使われている道具を見せていただくのは本当に貴重な経験です。 この道具達ですら新しいものは作れなくなっている・・・頭を柔らかくして別の材料を使って作り出したりもしているようです。

今回協力して下さった西原さんの会社では、腕のいい職人を確保するため、又、若い職人を育てるために自社でビルを建てました。そして階を分けて職人さんがそれぞれの仕事をしています。 階段を上り下りすれば職人さん同士がコミュニケーションをすぐに取ることが出来ます。 ベテランさんの横で、新人さんが師匠の仕事を見て学びながら仕事を進め行きます。 これはより良い物を作り出す為に、欠かせない大切な事だとおっしゃられますが・・・ 若手が食べてゆけるように給料を払い、場所の提供をして・・・本当に大変な事だと思います。今の呉服業界の状況を考えると半端な覚悟では出来ない事です。 が、西原さんの目はキラキラ輝いていて・・・何だかこちらも元気が出てきます。 写真を見ると良く解りますが、最初は若くてイケメンの西原さんに遠慮してか、少し距離があったようですが、説明を聞いているうちに、すっかりいつもの皆に(笑)真剣そのもの、質問もバンバン飛び交い、楽しい会になりましたね。

             

予定時間を超えそうな勢いの説明を終えて、お楽しみの食事の時間です。 毎年同じ「さくら弁当」さんのお食事は、お弁当とはいえ、楽しみなお食事です。 「アラッ、器が綺麗になった」とか、「お弁当の彩が綺麗になった」とか感想は様々ですが、何より心のこもった手作りのお弁当は、美味しいんです!! 季節の食材を取り入れて、季節感を感じさせてくれますし、「秋の夜長の観賞会」を意識してくれているので、何だかちょっといい雰囲気のお弁当なんです。

はい、食べてる間は静かです(笑) 食べ終わると次々に話が始まり、あっと言う間に賑やかになりますが・・・ 何せ、皆が楽しみにしている時間はこの後なので・・・お箸の進むスピード無意識にですが速くなりますよね(笑)

                               

はい、皆で気になる着物を沢山ピンワークしてみましたね。 一枚の着物を何人もの人が着てみると・・・似合い方が人それぞれだったり、着物の雰囲気が変わったり・・・こういう事も大切な勉強です。 遠慮が無い仲間ですから、見る方も真剣。いいか悪いかハッキリと感想が聞けます。 「次はこんなの着たいわ~」とか「こんなの絶対自分じゃ選ばない・・・」「似合ってるからいいんじゃない」「私も着てみたい!!」「何にあわせたらいいかなあ?」「持ってるあの着物にその帯乗るんじゃない」なんて、様々に会話が飛び交います。仲良しだから、人の持ち物まで、しっかり頭に入っている(笑)

あっと言う間に予定の時間は来てしまい・・・「そろそろお開きにしましょうか?」との掛け声に、「先生、集合写真取りましょう!」と声をかけて下さいました。が・・・陳列していた着物や帯は全て剥ぎ取られてしまっていて・・・「バックが・・・庭でいいか」と撮った写真が以下の写真です。

 

何だか皆、満足そうな顔してますね。

今回も楽しい会を開催できて、ホッとしています。 協力して下さった皆様本当にありがとうございました。(片付けも生徒さん達が手伝ってくれるおかげで年々早くなっています。 ありがとね皆!)染屋の西原さん、間で取り持って下さる染の問屋さんから来てくれた雅史君本当にお世話になりました。 そしていつも影になり日向になり尽力して下さる蔭山先生、お疲れ様でした。 さくら弁当中村社長、「今年もよろしくね」のメール一つで、当たり前のように美味しいお弁当をありがとうございます。 そして、参加して下さった生徒の皆さん、ありがとうね。 さて、11月16,17日には京都へ行きます。 西原さんの職人さんの元へ、お邪魔する予定です。 現場に立ち、自分自身の五感で感じる事で、より多くの学びがあると思いますよ。

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7月26日(水曜日)

今日は曇り。少し涼しい感じでホッとしますね。

去る7月17日(月曜日・祝日)彩匠ではこの時期恒例になっている、日帰りバス旅行に行ってきました。 バス旅行の行き先も毎年頭を悩ませるのですが・・・今年の行き先「作州絣工芸館」には一年以上前から決めていたのですが、今年困ったのは、「食事場所」でした(笑)

そもそも「暑い時期に着物を着て出かける会」なので、出かける先も食事場所も色々制限があります。 少しでも涼しい場所で、参加者全員が楽しめる場所、更にただ楽しいだけではなく、少し学べる事があるとなお良いかな!?年齢もバラバラなので、あまり歩くのは感心しません。 食事も15名ぐらいが皆一緒に食べれて(予約が可能)、やっぱり綺麗なところで、落ち着けるところ、雰囲気のあるところで、勿論美味しいのは言うまでもありませんし、お腹いっぱいになるとこ(笑)など、数え上げたらきりがありません。 頭を悩ませて行き先を探す・・・毎年の事なんですけどね!

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今年も17名の参加者で出かける事が出来ました。 19人乗りのバスはほぼ満席です!! 最初はなかなか参加者が増えず、全てを割り勘にする彩匠のシステムでは、参加者が少ないと、一人一人の費用が大きくなってしまいます。。。 わかっている生徒さんは、予定を調整してくれたり、御家族に声をかけてくれたりと助けてくれて、予定の予算で行けました!ありがとね!

朝九時半に教室に集合して、バスに乗り込みました。 「うまく帯が結べてない!」とか、「着付け師さんチェックして~!」とかそれぞれが好きな事を云って集まってくる姿に、バスの運転手さんも笑っておられました。

予定時間ぴったりに走りだしたバス。 朝から皆元気です。 途中で一度休憩をしたもののスムーズに走る道中、気になっていた雨が降り始めました。 「わー、結構降ってきちゃった!」と心配をしている人もいましたが、我らが彩匠には強力な晴れ女が数名! 案の上食事会場に着いた時には、雨は上がり晴れ間が出ていました。

食事場所は今回一番苦労して捜したところでした。 「和洋ダイニング ふれえばあ」さんです。 完全予約制のお店ですが、和洋折衷なんとピザまで、なんでも希望通りに作って下さいます。 5月に下見を兼ねて、お邪魔させていただきました。お食事の美味しさもですが、御主人と奥様の人柄に触れ、その日にお願いすることを決めて帰りました。

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当日は小学2年生の女の子も参加してくれました。子供用のお食事の打ち合わせに電話を入れたところ、「アレルギーのある無し、嫌いなもの、好きなもの教えてください。希望どおりに作ります。」と言って下さり、確認。「アレルギーはなし、海老は嫌い、女の子なので、見栄えの良いモノを!」と返事をいただきました。 『見栄えのいいもの』これって、かえって難しいリクエストだなあ~と思い連絡をしましたが、「ハイ、わかりました。」と。

少し早目に着いたものの、気持ちよく涼しい店内に招き入れて下さり、まず目に入ったのが、魚の形の大皿に盛られた、可愛く美味しそうなお食事。「わあ!!」と歓声を上げたのは子供さんだけでは無かったですね。 大人の食事はお弁当形式。ふたが閉まっている為に中は見れません。 ただ、皆がふたを取るのをワクワクして待っていたのは間違いなかったですね(笑)おりの中の和洋折衷のお料理に加え、もう一皿・・・アツアツの鳥のトマトソース煮!? それだけでもお腹いっぱいなのに、更にデザートが出てきます。それもフレンチトーストにアイスクリームに果物!! 「あ~!食べきれない。」「もう今晩食事いらない!!」とか様々な言葉が飛び交っていましたが・・・美味しかった事は言うまでもありません。 女の子も「極楽~!!」なんて言って皆を笑わせていました。「ふれえばあ」さん 本当にありがとうございました。 お世話になりました!!

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重たいお腹を抱えながら、いよいよ本日のメイン会場「作州絣工芸館」へ到着です。 暑い中講師をお願いしていた、「日名川茂美」先生が迎えに出て下さり、会場へ案内して下さいました。 昨年の5月にふっと思いついて寄ったこの作州絣工芸館。 忙しい日名川先生に偶然にもお会いでき、お話を聞く事が出来ました。 作州絣は残念なことに一度途絶えてしまった織り物です。 それを見事復活させたのが日名川先生です。 そんな日名川先生のお話を聞くうちに、どうしても直接うちの生徒さん達にお話をしていただきたくて・・・その場で一年以上先のお願いをして、日時も決めて帰ったんです。

帰ってきてからある生徒さんが言いました。「あの日名川先生の穏やかな雰囲気に、とっても惹かれました!」って。本当に穏やかで優しい物腰の先生です。 その先生が、作州絣の歴史や、先生との関わり、先生が復興することになった経緯や思い、その方法。そして、二度と途絶えさせないための体制について、お話をして下さいました。 先生の真摯な思いや、熱い思いが胸に迫ってきます。

そして、作州絣の柄や絣を作る技法、作製工程なども、実物を見せていただきながら勉強させていただきました。 「ここまではお見せする事はないんですけど・・・技術盗まないでくださいね~」なんて冗談を交えながら、絣の柄を作るための糸の括りまでみせて下さいました。

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続いて、奥の間に移動して、「綿繰り」(綿の繊維と種を分ける)の体験をさせていただきました。 綿を見た事がある方は多いと思いますが、その種を取り出そうとすると・・・大切なものを全力で守っている事がよくわかります。 繊維にしっかりとくるまれていて、力任せに繊維を引っ張ってもなかなか種を取り分ける事は出来ないんです。 が、二本の木の棒でこすり取るような構造のこの道具を使うと、簡単に繊維と種を分ける事が出来ます。 私が初めてこの道具を見て、使い方を見せてもらった時の驚きは忘れる事はありませんし、見るたびに「すごいな~!!」と感心します。 皆も「えぇ~!!凄い!!」と言いながら体験してましたね。

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続いて体験させていただいたのは「糸紡ぎ」でした。 ハイ「糸車」です。 今回は私にとってもこれが一番の驚きと学びでした。 糸車の映像はきっと子供の時の国語の教科書に載っていた「タヌキの糸車」だと思います。 が、この糸車でどんな作業が行われているのか・・・全くわかっていませんでした。 「大きな糸車に糸が巻き取られているのかな・・・」なんてぼんやり思っていました。「よくそう言われるのよ~」と優しく笑いながら日名川先生が説明しながらみせて下さいました。

左手に繊維だけになり、下処理を済ませた綿の繊維を持ち、糸をその上に乗せます。「左手に力は入れなくていいからね。」右手で糸車をユックリ回します。すると・・・糸に繊維が巻きついて、糸状になった繊維がするすると出てゆきます。「えっつ! 綿の繊維ってあんな風に自然に繋がっていくものなの!?」驚きでした。 一定の長さになると左手の中にある、繊維の塊と糸状になっているモノの境を指で押さえ、更にユックリ糸車を回します。「なんで?」「これで引っ張り出した糸状になったモノに撚りがかかります。これで糸になります。」「お~!!」感嘆の声が漏れます。 更に少し緩めた後で、左手を糸車に近付けながら作り上げた糸を巻き取ってゆきます!! なんと複雑な工程が行われていた事か・・・驚きすぎて言葉が出ません。

一見糸車をくるくる回しているように見える間に「繊維から糸を紡ぎだし」「紡ぎ出したものに撚りをかけ糸にする」「そして次の工程で使いやすいように糸を巻き取る」こんな複雑な工程をこなしているという事です。「糸の太さ」「糸の硬さ」「糸の均一さ」「糸の強さ」全てもこの工程で決まる! 人の感覚の凄さに圧倒されます。 そして、座布団の下には道具と一帯になっている板があった事に気付きましたかね。 それぞれの道具にちゃんとありますが、自然に自分の身体で道具を押さえ、動かないように作業しやすいように作られています。 先人の知恵の深さや繊細さに感動します。

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最後は少し場所を移動して、コースター作りです。 一人に一つ卓上の機織り機を用意していただき、好きな色の糸を選んで、黙々とコースターを織りあげます。皆本当に真剣です。一人一人打ち込みの強さが違うので織りあがるスピードはまちまちです。お嬢さんも一生懸命自分のセンスで糸の色を変えながら織っていました。 卓上の小さな機織り機ですが、機の構造はよくわかります。いい勉強になりましたね! 一人一人自分のデザインで、世界に一つだけのコースターの出来上がりです。 最後はお世話になった方皆さんと一緒に記念撮影をしました。日名川先生本当にお世話になりました。 楽しかった一日はあっという間に過ぎてしまいましたね。 参加者の皆さんを始め、旅行会社の方、バスの運転手さん ふれえばあの御夫婦、そして何より日名川先生を始め作州絣保存会の皆さま、本当にお世話になりました。 ありがとうございました。

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